桑田真澄「練習だけでなくサイエンスを」

2019.12.20 19:55

「一番好きなのは『Mr.インクレディブル』。自分もこういう風になれたらなと思いましたね」と語った桑田氏

(写真5枚)

展覧会『PIXARのひみつ展 いのちを生み出すサイエンス』が、「グランフロント大阪北館」(大阪市北区)で12月21日からスタート。20日におこなわれた開会式では、野球評論家の桑田真澄氏がスペシャルゲストとして登壇した。

同展では、CGアニメ名画『トイ・ストーリー』など大ヒット作を次々と手掛けたピクサー・アニメーション・スタジオが、作品を制作するためにおこなう8つの工程を紹介。科学や数学がいかに、生き生きとしたキャラクターたちを生みだしているかを体感できる。スーパーヒーローで家族思いの父親が主人公のアニメ『Mr.インクレディブル』がお気に入りの作品だという桑田氏は、その科学と自身の経験を重ね合わせたトークを披露した。

「こちらはアートとサイエンスの融合。僕は野球選手でしたから感性・感覚とサイエンスの融合はとても大事だと思っていました。例えば、いいボールが投げられない、打てない、捕れないのは、やり方を知らないだけ。僕は体が小さかったので、練習だけでは足りないと思ったんですね。そこでたどりついたのがサイエンスを活用すること」と、自身の野球スタイルを説明。

実際に展示も体験し、「僕もアニメが大好きで。仕組みをはじめて知ったのですが、また来て、勉強したいなと思いました」と楽しんだ様子
実際に展示も体験し、「僕もアニメが大好きで。仕組みをはじめて知ったのですが、また来て、勉強したいなと思いました」と楽しんだ様子

「水を飲んではいけない時代でしたけど、僕は飲んでました。毎日、投げる時代でしたけど、僕は積極的に投げないようにして、肩やヒジを守っていましたね。時代とともにテクノロジーの進化を活用していくというのは、今の時代に必要なことだと思いますね」と語り、「今回は8つの工程でいろんな人が携わって、チームワークで作っている。野球も同じように、自分だけが頑張るんじゃなくてチームワークが大事」と桑田氏ならではの目線で展示を満喫していた。

会場は地下1階にある「ナレッジキャピタル イベントラボ」で2月24日まで開催。10時~20時まで、入場料金は一般1600円ほか。

『PIXARのひみつ展 いのちを生み出すサイエンス』

期間:2019年12月21日(土)〜2020年2月24日(休・月)
時間:10:00〜20:00(最終入場は〜19:30)
会場:グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル イベントラボ(大阪市北区大深町3-1)
料金:一般1600円、中高生1200円、4歳〜小学生800円

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