子年の初詣に、金運招福・大阪の狛ねずみ

2019.12.31 18:00

打ち出の小槌を持つ狛ねずみ

(写真5枚)

令和で迎える初めての新年は、干支の始まりでもある子年。初づくしの初詣に、日本でも数少ない、狛犬ならぬ狛ねずみの鎮座する神社にお詣りはいかが?

大阪の「敷津松之宮・大国主神社」(大阪市浪速区)には、打ち出の小槌と米俵を持った狛ねずみが鎮座している。

米俵を持つ狛ねずみ

こちらは、厄除開運守護の須佐之男尊(すさのおのみこと)を祀る「敷津松之宮」と、福徳開運の日出大国神が鎮座する「大国主神社」が相殿となる神仏習合の極致だ。「木津の大國さん」と親しまれ、地下鉄の駅名にもなっている大国町の地名の由来は、実はこの神社である。

社に鎮座する日出大国は、木彫神像としては日本最大級の大きさで、真っ赤な日の出を抱く、なんともおめでたいお姿。この大国様のもとに鎮座しているのが、狛ねずみ。財宝が湧き出る打ち出の小槌と米俵を抱いていて、こちらもおめでたい。

毎年、多くの初詣参拝者でにぎわうが、子年にはその人出も倍増、さらに賑わうのが十日戎の日だ。江戸時代から「今宮戎と一緒に両社詣って本参り」と言われ、民衆の商売繁盛の願いを集めてきた。大国様とそのお使いのねずみに、新年の福徳を祈念したい。お詣りのあとは、金運にご利益のある「種銭」をいただこう(500円)。

取材・写真/沢田眉香子

「敷津松之宮・大国主神社」

住所:大阪市浪速区敷津西1-2-12
電話:06-6641-4353

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