年間２億食！？ ヒガシマルの「うどんスープ」が売れ続ける秘密

2020.1.3 17:00

大阪からＪＲで１時間２０分、兵庫県たつの市にやってきました！ 遠かった･･･

(写真8枚)

■顧客との「つながり」を大切に５５年、あえてＳＮＳをやらないスタンス

──誕生してから５５年が経つわけですが、売上の方はどうなんでしょうか？

「売上は、徐々に増えています。世代を超えて楽しんでいださっている方もおり、ありがたい限りですね」

年間２億食売れているヒガシマルの「うどんスープ」。パッケージの「７つの星」は、「１週間のうち毎日食べて欲しい」という思いがこめられているんだとか

──５５年間、増え続けてるんですね。海外への展開も考えていらっしゃるんですか？

「いやいや、そんな私たちなんて･･･まだまだですよ。まずは日本のみなさんにもっと知っていただかないと」

──ＳＮＳで、よくうどんスープのアレンジレシピが投稿されているのを見ますよ！ 私もツイッターで「うどんスープで絶品浅漬けが簡単に作ることができる」というのが話題になっているのを見て、それから愛用しています。

「それは本当にうれしいですね。ありがたい限りです。私たちはＳＮＳをやっていないので」

──うそ･･･。ヒガシマルさん、ＳＮＳをやっていないんですか！？

「一応、やらないとなあ〜とは思っているんですが（笑）。でもＳＮＳをしない分、口コミで拡散されるよう顧客のみなさんとの接点はとても大事にしています。試食イベントや料理教室などで、リアルなつながりを持てるようにすることを意識していますよ」

──なんて謙虚で実直な･･･。そんなヒガシマル醤油さん、ステキです。今後の展開は、どのように考えていますか？

「うどんスープはもちろん、ヒガシマル醤油らしく、淡口醤油の素晴らしさをもっと多くの方々に知っていただけるよう、頑張っていきたいですね」

──ありがとうございました！

「きつね、たぬき、てんぷら･･･」のフレーズが耳から離れない「うどんスープ」のＣＭも印象的ですよね

今回行ってみて感じたことは、「うどんスープ」を体現したかのような、やさしくて深みのあるヒガシマルのみなさんの人柄でした。ＳＮＳやればいいのに･･･と思いつつ、顧客のことを大事にしている実直な姿勢が、長く愛される理由なのでしょうか。ちなみに、ヒガシマル醤油のホームページには「うどんスープ」を使ったさまざまなレシピが公開されていますよ！ レッツトライ！

取材・写真／小田切萌

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