奈良県知事、新年の抱負「統計リテラシー」

2020.1.8 11:00

年末年始は、2019年に報道発表された「奈良新『都』づくり戦略(案)」の資料の読み込みに勤しんだという荒井知事(1月6日・奈良県庁)

(写真2枚)

奈良県の荒井正吾知事が1月6日、「奈良県庁」(奈良市)でおこなわれた定例記者会見で新年の挨拶とともに今年の抱負を語った。

荒井知事は冒頭、「年末年始に読んだ新聞のコラムが面白かった」と紹介。先輩記者からの印象に残った言葉を綴った内容で、「当てにならないものとして、政治部長の政治観、経済部長の景気観、社会部長の正義感とあった。知事の政治観、景気観、正義感を、自戒としてあまり当てにしてはいけないという謙虚な姿勢で新年を迎えました」と笑いを誘い、新年の挨拶とした。

昨年、任期満了による知事選で4選を果たした荒井知事。令和2年の抱負は、「奈良県庁の流儀は、医者でいうところの『探り棒を入れる、どこが悪いのか見つける、薬を処方する、様子をみる』の積み重ねにある。医学は統計から出来上がっており、万人に効く薬がないように、統計リテラシーをもって体系化することを政治でもおこないたい」と語った。

取材・文・写真/いずみゆか

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