夜神ライト役の甲斐翔真「こんなにリアル」

2020.1.28 08:00
(写真12枚)

「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という『週刊少年ジャンプ』の大ヒットコミック『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)をミュージカル化した『デスノート THE MUSICAL』。2015年の初演以降、再演や海外公演もおこなわれ注目を集めた同作が、全キャストを一新し上演される。

オーディションで主人公・夜神月(やがみライト)役に抜擢されたのは、ミュージカル、舞台、主演すべてが初となる甲斐翔真(村井良大とWキャスト)。TVデビュー作『仮面ライダーエグゼイド』で、主人公・宝生永夢に対峙するパラド(仮面ライダーパラドックス)役を担い人気を博した彼に、公演間近の心境や思いを訊いた。

取材・文/いずみゆか 写真/木村正史

「マンガじゃないんだ。リアルなんだ」(甲斐翔真)

──今回Wキャストでライトを演じる村井良大さんも仮面ライダー俳優(『仮面ライダーディケイド』の仮面ライダークウガ役)。さらに歴代キャストでライトを演じた浦井健治さんも仮面ライダークウガ(しかも甲斐と同じく敵役)でデビューしていますね。

実は、僕は気付いていなかったんです。ファンの方が教えて下さって、あ、そうだったんだと。キャストが発表されて、2人とも仮面ライダーじゃんって(笑)。浦井さんが仮面ライダー出身なのもファンの方が・・・。

「この時代に生きている22歳としてライトにハマるところはある」と甲斐翔真
「この時代に生きている22歳としてライトにハマるところはある」と甲斐翔真

──オーディションを受けたときは意識されなかったのですか?

全然知らなくて、意識することはなかったです。僕は、夜神月になりたくてオーディションを受けたので。ライダーのファンの方は本当に根強くて、今も支えになっています。

──甲斐さんは、元々この作品がお好きだったのですか?

初めて観たのは映画です。そこから、ミュージカルがあるのを知って、原作を読みました。稽古を積んでいると、読んだときや観たときの印象とは違いますね。こんなにもマンガじゃないんだって思いました。リアルなんだって。

警察庁幹部の父を持ち、真面目で正義感の強い夜神月(ライト)を演じる甲斐翔真
警察庁幹部の父を持ち、真面目で正義感の強い夜神月(ライト)を演じる甲斐翔真

──目の前で人が演じるというリアリティがそう感じさせると。

マンガだと非日常的な感じがしますが、舞台に置き換えたとき、演出家の栗山民也さんの手によってデスノートが現実的な世界に落とされるんです。だから、お客さんが置いて行かれない。共感できるポイントが沢山あるんですよ。すごく分かりやすいし、歌もカッコいいから入っていきやすいです。

『デスノート THE MUSICAL』

日程:2020年2月29日(土)~3月1日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席13500円、A席9000円、B席5000円
電話:06-6377-3800

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本