世界遺産・二条城で、期間限定で昼食

2020.1.29 07:00

白味噌仕立ての椀、ゆばちりめん山椒ご飯などが、日本庭園の景色とともに

(写真6枚)

世界遺産の「二条城」(京都・中京区)にある、普段は非公開の「香雲亭(こううんてい)」で期間限定の昼食が登場。観光客だけでなく地元の人からも注目を集めている。

京都の豪商・角倉家の屋敷跡から建築部材や庭石などを譲り受け、芝生を主体とした洋風庭園と池泉回遊式の和風庭園が特徴の「清流園」。その庭内にある、「香雲亭」も同じく角倉家から移築された建物だ。

食事をいただく部屋の目の前からは、庭園が広がり、本丸御殿の石垣も見える絶好のロケーション。一昨年から期間限定で夏には朝食、冬には昼食を開催したところ、予約が殺到するほど大好評となっている。

1965年に作庭された清流園、目の前には石組も素晴らしい大きな池が広がっている
1965年に作庭された清流園、目の前には石組も素晴らしい大きな池が広がっている

料理は「円山公園」(京都市東山区)に店を構える「京料理いそべ」が担当し、早春をイメージした目にも美しい京料理がいただける。甘鯛のゆば蒸しや、ゆばちりめん山椒ご飯など自社工房で作る湯葉を使った料理が好評だ。

食後は庭で池や香雲亭をバックに写真を撮ることもでき、普段は非公開な場所だけに特別感が高まる。料金は3500円(入城料600円別途、前日までの完全予約制)。同時期には二の丸御殿障壁画原画公開『うつりゆく季節〜老中の間の花鳥図』(~2月16日)も開催中。

取材・文・写真/天野準子

『非公開・香雲亭での特別昼食』

期間:2020年1月11日(土)~2月20日(木)
時間:第1部11:30~12:30、第2部13:00~14:00※各回34名限定
会場:二条城 清流園香雲亭(京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町541)
料金:3500円(税込、別途入城料必要) ※前日16:00までの完全予約制
電話:075-551-1203(京料理いそべ、受付時間10:00~16:00)

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