都道府県で初、フェイスブックが大阪と包括連携協定

2020.2.11 13:00

包括連携協定を締結した大阪府の吉村洋文知事とフェイスブックジャパンの味澤将宏代表取締役(2月5日・大阪府庁)

(写真1枚)

「フェイスブック ジャパン」(代表:味澤将宏)が2月5日、大阪府と包括連携協定を締結。情報リテラシーの向上や府の魅力発信、中小企業振興および企業家支援、防災など6分野にわたって連携協定を強化していく。

2019年5月にスマートシティ戦略室を設置した大阪府。今回は、インターネットや先端情報技術、5Gといったスマートシティに向けた取り組みのなかで、世界中に利用者を持つフェイスブックとの協定になった。

吉村洋文知事は、「大阪府の魅力、府政の情報、日常的・公共的な情報において『伝わる』情報発信をしたい。2025年の万博に向け、職員の情報リテラシー向上も強化している。さまざまな分野で協力し、府民サービスの質を向上させたい」と語る。

都道府県レベルでは初の包括連携となる同社。味澤代表取締役は、「府レベルは人、経済、社会を包含した非常に大きな取り組み。我々にとって重要で優先的に進めていきたい」と意気込む。

さらに、「特に青少年に向けたSNS情報リテラシーの向上と災害時における情報の取得発信に関して、我々のプラットフォームは十分貢献できる。人と人のつながりを強化して経済、社会に貢献してくモデルケースにしたい」と語った。

今後、連携最初のプログラムとして3月17日、18日には中小ビジネス、観光ビジネス向けのセミナーを開催。19日には行政職員向けの情報リテラシーセミナーも予定されている。

取材・文・写真/岡田由佳子

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本