運命の出会いから念願の主演、小池栄子「私にとって大切な人」

2020.2.13 21:00

お互いの思いを確かめ合った成島出監督(左)と小池栄子。中央は主演の大泉洋(1月29日・大阪市内)

(写真4枚)

舞台『グッドバイ』(2015年)で当たり役・キヌ子を演じた小池栄子。2月14日公開の映画版『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』でも同役を担う小池が、成島出監督とともに大阪でおこなわれた舞台挨拶に登壇した。

太宰治の未完の遺作を原案に、演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチが戯曲化した同舞台を映画化した本作。小池は、「監督が舞台を観にきてくださって、『ぜひ映画にしたい』というお話があったんです」と明かした。

成島監督とは、「『八日目の蝉』(2011年)で監督と初めて出会いまして、そこでお芝居の楽しさというのを私は教わった」と小池。

その後、小池は『草原の椅子』(2013年)、『ふしぎな岬の物語』(2014年)、『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017年)など、成島作品の常連となった。

「『いつかは君をヒロインで映画を撮りたいと思っている』と、自分が番組に出たときに監督からお手紙をいただいたことがあって。そういった日がいつか来たら良いな、というのを目標にこの10年間走ってきた」と、主演映画の実現を感慨深げに話した小池。

「(撮影後に)軽く燃え尽き症候群になってしまって・・・。それぐらい私にとっては大切な監督」と告白すると、成島監督も「うれしいです。小池栄子という女優に出会えたのは、僕の監督人生にとってものすごい宝物。僕の方が、彼女に感謝している部分がすごく大きいです」という。

「ものすごく努力家というか、尊敬します。舞台も観に行かせてもらう度に進化していく。一緒に仕事をしていて刺激になるパートナー、相棒だと思っています」と、お互いの思いを確かめ合った。

同作は、女にモテる編集長・田島(大泉洋)がキヌ子(小池)と偽夫婦に扮し、愛人たちと別れるために奮闘するコメディ。愛人役に緒川たまき、橋本愛、水川あさみ、ほかに松重豊、濱田岳らが出演する。同映画は2月14日公開。

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』

2020年2月14日(金)公開
監督:成島出
出演:大泉洋、小池栄子、ほか
配給:キノフィルムズ

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