4月からの法改正に向け、近鉄電車の特急列車が全席禁煙

2020.2.24 13:38

客車は1号車28名、3号車37名、定員65名で、ゆったりとした座席を有する観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」

(写真2枚)

4月1日より全面施行される「改正健康増進法」により、「近畿日本鉄道」(本社:大阪市天王寺区)では2月1日から特急列車座席の全面禁煙化に踏み切った。

望まない受動喫煙を防止するための取り組みが「マナー」から「ルール」へと変わることを受けて、順次全席禁煙化工事を進めてきた同社。今回、喫煙室を設けた特急列車の運行が概ね可能になってきたと判断し、座席禁煙化の導入を決めたという。

座席での喫煙は不可だが、車両には喫煙室を設置。特急券購入時に窓口で係員に申し出るか、インターネットや発売機でのシートマップで喫煙室の位置を確認できる。

ただし、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」及び、2020年までに特急列車運用から外れる12200系車両(紺とオレンジの車体カラー)は、喫煙室のない編成となり注意が必要だ。

さらに、地下区間や駅全体が屋根に覆われたターミナル駅構内は、改正健康増進法では屋内扱いとなることから、喫煙室であってもタバコは吸えないので注意が必要だ。

禁煙対象は、大阪難波駅~大阪上本町駅間、近鉄奈良駅と近鉄名古屋駅の地下駅、大阪上本町駅、京都駅、大阪阿部野橋駅。なお、3月中旬までは喫煙室未整備の車両では特急券が販売されない。

文/いずみゆか

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