家で楽しむ無観客のR−1、お笑い好き女子大生が解説

2020.3.1 20:00

『R−1ぐらんぷり2020』決勝進出者(18日・大阪市内)

(写真7枚)

「ひとり芸日本一」を決める『R−1ぐらんぷり2020』(カンテレ)が3月8日に開催。新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、決勝戦が無観客でおこなわれることが決定した。

普段なら笑いを誘う観客の反応がない前代未聞のお笑い賞レース、しかも8人が決勝初出場という緊張感漂う状況だが、果たしてどこが見どころか、多いときは週5でお笑いの劇場に通い、完全に本業を見失っている現役女子大生がまとめてみました(ネタ披露順)。

一番好きな芸人は銀シャリ橋本さんです
一番好きな芸人は銀シャリ橋本さんです

【Aブロック】

■メルヘン須長(ホリプロコム・決勝初進出)
沢口靖子のモノマネがテッパンで、昨年4月には『科捜研の女』制作発表記者会見の際、本人との対面も果たしている。ほか、森昌子、中川翔子、aikoとレパートリーは幅広い。芸能の道を志すきっかけとなった、『学級王ヤマザキ』声優のくまいもとことの共演を果たすため、紅一点、トップバッターからの優勝を狙う。

沢口靖子の物まねでおなじみのメルヘン須長(左)、守谷日和(18日・大阪市内)

■守谷日和(吉本興業・決勝初進出)
和牛、かまいたち、天竺鼠など、錚々たる顔ぶれが揃うNSC26期生。『オールザッツ漫才2016 フルスイング王決定戦』では、インパクト抜群の女キャッチャーのネタで優勝。くどい目ヂカラになぜか惹かれる、孤高のピン芸にハマること間違いなし。決勝進出を祝して、バイト先には垂れ幕が掲げられているんだとか。

■SAKURAI(SMA・決勝初進出)
アキラ100%やハリウッドザコシショウなど、R−1優勝者も輩出するSMAに所属、21年目の大ベテラン。点滴台を携え、頭に包帯を巻いてネタを披露していた迷走期もあったが、現在はギターとサングラスに落ち着いている。昨年末には『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』内の「山−1グランプリ」にも出演。

左からSAKURAI、野田クリスタル

■野田クリスタル(マヂカルラブリー)(吉本興業・決勝初進出)
『M−1グランプリ2017』『キングオブコント2018』に続き、R−1での決勝進出を決め、遂に史上初の「トリプルファイナリスト」となった。プログラミングが得意で、自作パズルゲーム『すごい事になりそうだ!!組体操合戦』をリリースするほど。バラエティ豊かな才能で、ピン芸の頂点を目指す。

【Bブロック】

■ルシファー吉岡(マセキ芸能社・5年連続決勝進出)
Mr.Childrenの名曲『未来』に背中を押され、会社員を辞めて芸人に。R−1には5年連続決勝進出を決めた超実力派で、人気番組『激レアさんを連れてきた。』ではナレーションを担当。2018年大会では、生姜を使ったネタで多少炎上したものの、不思議と「上品さを感じる下ネタ」で支持を集めている。

■ななまがり森下(吉本興業・決勝初進出)
『水曜日のダウンタウン』内の「新元号を当てるまで脱出できない生活」で、98時間40分かけて「令和」を導き出した粘り強いコンビ、ななまがりの「歯姫」のほう。M−1王者・ミルクボーイの、大阪芸大の落研時代の後輩でもある。和牛・水田から溺愛されており、キャラの強い奇天烈なネタは芸人からの押しも強い。

(左から)野田クリスタル、ルシファー吉岡、ななまがり森下、ほしのディスコ、すゑひろがり南條

■ほしのディスコ(マセキ芸能社・決勝初進出)
ルシファー吉岡に「こいつは遊びに来てる」と非難された今大会のエンジョイ勢。ナイツ塙のアドバイスで、待受を湘南乃風のSHOCK EYEに設定して運気を上げ、見事初の決勝進出を果たした。普段は仲の悪い男女コンビ・パーパーとして活動。昨年の大晦日、芸名を「三人合わせてほしのです」から「ほしのディスコ」に戻した。

■すゑひろがりず南條(吉本興業・決勝初進出)
昨年『M−1グランプリ』では確かな爪痕を残し、完全にノリに乗っている漫才コンビ・すゑひろがりずの、鼓を持っているほう。今年1月の営業では鼓を忘れるという大失態を犯したが、R−1では鼓を正々堂々と手放し、雅に決勝進出を決めた。同期で、同じBブロックのななまがり森下との闘いにも注目。

【Cブロック】

■ヒューマン中村(吉本興業・5年ぶり決勝進出)
じわじわくる言葉選びのセンスが突き抜けた、たいへん闇の深いピン芸人が、ついに決勝の舞台へと返り咲いた。2011年から2015年まで、5年連続で決勝に進出していたものの、それ以降は連年涙を飲んでいた。寄席や営業、あらゆる機会で磨き尽くした至極のネタで、狙うは優勝のみ。

同じCグループになり、「僕ら顔似てますけど大丈夫でしょうか」と心配するおいでやす小田(右)とヒューマン中村(18日・大阪市内)

■おいでやす小田(吉本興業・5年連続決勝進出)
忘れがたい怒りのハイトーンボイスを、今年も決勝の舞台で。2016年から、5年連続での決勝進出を決めた。先日、YouTubeの企画中にはしゃぎ過ぎて右手を脱臼したが、決勝当日に完治する予定。最高のコンディションで、今年こそ悲願の優勝を掴む。

ワタリ119

ワタリ119(ワタナベエンターテインメント・決勝初進出)
消防士として3年強働いていたという異色の経歴を持つ、ピュアなおバカ系芸人。普段は男女コンビ・キラキラ関係として活動している。『さんまのお笑い向上委員会』にモニター横芸人として広く知られ、ガッツに溢れた天然キャラで、お茶の間に愛されている。

この11人に、敗者復活で勝ち上がる1人が加わった計12人で決勝戦が繰り広げられる。この模様は3月8日・夜7時からカンテレ・フジテレビ系列で生放送される。

『R-1ぐらんぷり2020』

放送:2020年3月8日(日)・19:00〜

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