大阪市役所に雨がっぱ10万枚、松井市長の呼びかけで大量に

2020.4.16 18:30

集まった雨がっぱの仕分け作業に追われる職員。台車で1階から2階へ運ばれる雨がっぱは、段ボールで山積みに。1つひとつ、色やサイズに仕分けされる(4月16日・大阪市役所)

(写真4枚)

大阪市の松井一郎市長が4月16日、「大阪市役所」で定例会見を実施。寄付を呼び掛けていた雨がっぱについて、「現時点で市民のみなさん、企業からの申し出で約10万枚の無償提供があった。予想を超える数のご寄付をいただき、感謝の気持ちを申し上げます」とお礼の言葉を述べた。

新型コロナウイルス感染症拡大による医療用物資の確保ために呼びかけられた今回の寄付。この日、市役所・玄関ホールの案内所には夕方4時頃でもひっきりなしに雨がっぱを持ち込む人の姿が。10代ぐらいの若い男性やサラリーマン、お年寄りが散歩がてら立ち寄るほか、郵送でも届けられていた。

8歳の息子さんと雨がっぱを持ち込んだ市内在住の林さんは、「松井市長のツイッターで雨がっぱが必要なことを知り、自転車で届けに来ました。数枚ですが、医療現場の人に少しでも役立ってほしいです」と笑顔。

自宅ではオンライン授業で学校とやり取りするという息子さんは、「早く、コロナが終わってほしいです」と話した。

松井市長は、今後の対応策について「これからも、雨がっぱの受け入れをさせていただく。また、さまざまな形での装備・資機材を不足することなく供給する体制を構築したい」と説明。

引き続き、市役所2階の健康局総務課と1階の玄関ホール案内所の2カ所のほか、各区役所でも雨がっぱの寄付を受け付けるという。

取材・文・写真/岡田由佳子

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