シャープの国産マスク販売「その心意気に拍手」と称賛の声

2020.4.20 16:30

シャープが国内で製造し、ECサイトで販売を始める使い捨てマスク「不織布マスク/<MA-1050>」

(写真1枚)

電機メーカー「シャープ」(本社:大阪府堺市)が4月20日、同社のECサイトで個人向けのマスク販売を4月21日・朝10時より開始することを発表した。

新型コロナウイルス感染症が拡大するなか日本政府からの要請を受け、「三重工場」(三重県多気町)のクリーンルームでマスクの生産を始めることを決定したのが2月28日。それから約1カ月後の3月31日には、まず日本政府向けに出荷を開始したという。

「日本におけるマスクの供給不足を少しでも早く緩和すべく短期間で準備を進めた」という同社。この取り組みにSNS上では、「その心意気に拍手」「安心の国内生産、さすが目のつけどころがシャープ」など称賛の声があがっている。

PM2.5や花粉の侵入を防ぐ「99%カットフィルター」を採用し、立体三重構造の同商品は、会員制(無料登録)のECサイト「SHARP COCORO LIFE」にて販売。50枚入2980円(税・送料660円別)で、ひとり1箱限定のうえ、購入後3日間は再購入できないという。

「シャープさん」として知られるツイッターの公式アカウントでは、「ちょっとお高い点もすみません。くわしいことは私も教えてもらえなかったのですが、さまざまな事情や要因を考え、この値段に決めました。私も長らくこの会社で働いているのでわかりますが、決してぼったくるための値段ではないことは、申し添えておきます」とコメント。

この投稿に対しては、「むしろ良心価格だと思います」「販売してくれるだけありがたいです」など、好意的なリプライが多くついている。

当初は1日3000箱(15万枚)の販売でスタートする同社。今後の生産能力の増強に伴い、1日10000箱(50万枚)の販売を目指すという。

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