「来ても不便、大阪に来ないで」大阪メトロがGWも2割減便

2020.4.23 18:30

緊急事態宣言が発表されても、多くの人が利用していた大阪メトロの改札口の様子(4月10日・御堂筋線心斎橋駅)

(写真2枚)

大阪市内の移動の足となる大阪メトロが、4月25日から5月6日までの土日祝休日の減便を22日に発表。4月23日におこなわれた定例会見で大阪市の松井一郎市長は、「緊急事態を早期に解消し、少しでも早く従来の社会を取り戻せるようにしたい。引き続き、外出自粛にご協力いただきたい」と、協力を呼びかけた。

緊急事態宣言発令後の4月11日より毎週末、緊急的な対応として市民の命を守る観点から実施されてきた大阪メトロの減便。引き続き、GWとなる今週末からも地下鉄全9線と合わせて、相互直通運転する阪急電鉄と近鉄電車の一部の路線も減便をおこなう。

期間は、GWを挟む4月25日から5月6日の土・日曜と祝・休日の全8日間で、運行本数は2割減(平日は通常ダイヤ)。同取り組みによる週末2日間の乗客数は、11日の週末が約80万人(前週比▲41.3%)、18日の週末が約71万人(前週比▲12%)と効果が現れている。

松井市長は、「減便は大阪中心地に来ても不便、来ないでくださいというメッセージ。僕自身も在宅勤務しているが、つらい部分が多いのはわかる。今、ここで頑張ってもらわないと、緊急事態宣言がさらに長引くことになり、それによって生活が成り立たなくなる人も出てくる。最低限の外出にしていただき、少しでも早く従来の社会を取り戻したい」と語った。

取材・文・写真/岡田由佳子

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