イッセー尾形の舞台延期「コロナとともに断ち切られた生活」

2020.5.10 11:00

一人芝居シリーズ『イッセー尾形の妄ソー劇場』の公演が延期。大阪で会見時のイッセー尾形(4月1日・大阪市内)

(写真5枚)

俳優・イッセー尾形が、5月下旬に予定していた一人芝居シリーズ『イッセー尾形の妄ソー劇場』の延期が発表。5月10日、新型コロナウイルス感染拡大による生活の変化への戸惑いを公式サイトに記した。

連続テレビ小説『スカーレット』で主人公・喜美子の師匠・フカ先生を演じたイッセー尾形。3月下旬には感染症拡大防止策を施し、大阪で小日向文世と大泉洋との三人芝居『アート』を上演していた。

ところが4月2日に残り4日を残し休演。「コロナ感染拡大とともに断ち切られてしまった生活です。『おつかれさま、またね』の言葉を交わす時間もなく、大阪公演の『アート』は中止で即帰京でした。そんなこともずいぶん前のように思います。というか時間は進んでいない気もします」と語る。

そして、「そろそろ近鉄アート館での公演ですが、延期となりました。心待ちにしている皆様には大変申し訳ないです。僕も残念です」と公演延期を発表。「殊にアート館は新ネタを試す本当に大切な場所なので、どこで試せばいいの? って頭の中で叫んでます。劇場と僕のライブ、活動を再開したばかりなのに」と無念さをにじませる。

「今、終点のない列車に乗ってる気がします。車窓はそれなりに変化しますが、腰をあげるタイミングではない。いつ、ということも定かではありません。〜中略〜 皆様に劇場で会える日を夢見ます。夢は現実とは違うので決して断ち切られることはありません。ただ、夢がホントになることを、もう一度夢見ます(笑)。また会いましょう!」とコメントした。

予定されていた一人芝居は、5月27日から31日の公演日程がそのまま9月16日から20日に順延予定。チケットはそのまま有効で、払い戻しする場合については後日詳細が案内されるという。

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