京都市京セラ美術館、徹底した感染対策でついに開館へ

2020.5.19 07:00

開館を延期している「京都市京セラ美術館」

(写真4枚)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため開館を延期していた「京都市京セラ美術館」(京都市左京区)が5月18日、京都府住民限定で5月26日にオープンすることを発表した。

2017年から改修工事をおこない、本来であれば3月21日にリニューアルオープンを予定していた「京都市美術館」(「京都市美術館」の通称として「京セラ」(本社:京都市伏見区)が命名権を取得)。5月15日に「新型コロナウイルス感染拡大防止のための京都府における緊急事態措置」が見直されたことを踏まえての判断となり、青木淳館長は、「『ニューノーマル』の時代の美術館のあり方を探っていきます」と公式サイトにてコメントしている。

感染症対策としては展覧会ごとに事前予約制をとることで人数を制限。30分ごとに50人限定で、観覧時間は1時間以内に設定されている。同伴者も含めて京都府民限定となり、他府県からの場合は入館がキャンセルに。またマスクは必着で、サーモグラフィーによる体温チェックも実施(37.5度以上の場合は入場不可)するとのこと。

予約専用サイトは5月22日に公開され、ネットまたは電話にて受付が観覧日の前日までに必要(定員になり次第、受付終了)。1回の予約で4名まで、予約対象期間は6月7日までを予定しているが、状況によっては継続される。

また、6月14日まで予定していた『杉本博司 瑠璃の浄土』は10月4日までに期間が延長され、「コレクションルーム 春期」は展示期間が短縮され、予定通り6月21日まで。また、夏に予定されていた『THE ドラえもん展 KYOTO 2020』は延期となっている。

「京都市京セラ美術館」

2020年5月26日(火)リニューアルオープン
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124
時間:10:00〜17:00(事前予約制)
電話:075-771-4334
予約用電話:075−761−0239

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