あのバーガー店のオリジナルマスクが完売続出、追加で通販も

2020.5.19 13:30

「ドムドムハンバーガー」のオリジナルマスク(350円)

(写真7枚)

「お昼買いに来たら、マスク売ってたわ」と、意外な場所でレアなマスクに出会った人のとあるSNS投稿。2万以上の「いいね」がつき、瞬く間に注目をあびたのは「ドムドムハンバーガー」(本社:神奈川県厚木市)のマスクだ。

「タグのゾウがかわいい」「洗って使える」「350円で安い」の三拍子で多くの人を惹きつけ、わずか2日で完売する店舗が続出。マスクの想像以上の売れ行きに、「ドムドムフードサービス」代表取締役社長の藤﨑忍さんは、「店舗や本社へ多数のお問い合わせをいただいております。店舗で並んでいる最中に完売してしまい、残念だったとのお声もいただきました」と話す。

多くの店舗がスーパーなどに併設されていることから、コロナ禍のなか客と従業員の安全確保と社会貢献を模索していた同社。人気商品のレシピ動画配信や、通常価格よりお得な「おうちセット」の販売に加え、4月初旬から初めて「安価なロゴ入りドムマスク」の製作を始めたという。

こだわりは「つけ心地のよい素材」と「シンプルなデザイン」。洗って繰りかえし使え、しわになりにくいポリエステルとコットンのハイブリッド素材を使用。1日つけても耳が痛くならないように試作を重ねた。

4月中旬に全スタッフに布マスクを配布したが、今回のマスクはお客さんに喜んでもらえるよう「どむぞうくん」のロゴ入り。「強調しすぎない程度に」との配慮から織りネーム(タグ)をつけたという。

ドムマスクをつける藤﨑忍社長

2500枚を生産し、購入可能店は茂原店・桑名店を除く全店舗。早い店舗では5月16日から販売を始めたが、ネットでも話題になり2日後には完売店が続出。

本社へ購入を希望する声が多数寄せられたため、藤﨑さんは「社会貢献の一環という立場から情報発信を控えておりましたが、関心を寄せていただいたことに感謝し、感染拡大防止の一助になれば」との思いから追加生産を決定。客の要望に応えられるよう「Amazon」など通販サイトでの販売も準備中とのことだ。

「コロナウイルスの影響で、私たちは半年前には全く想像していない世界に突如身を置くことになり、悲しみや苦しみを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。この『ドムマスク』がともに戦う仲間となれましたら幸いです」と藤﨑さん。「ドムマスク」の価格は350円。販売状況については公式サイトやツイッターでご確認を。

取材・文/塩屋薫

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本