奈良・矢田寺のアジサイ園中止「一層美しく咲く来年を楽しみに」

2020.5.28 07:15

2020年の剪定後の境内の様子

(写真2枚)

奈良を代表するアジサイの名所でもある「矢田寺」(大和郡山市)が7月15日まで閉門するため、今年度の「アジサイ園」の開園は中止となった。

日本のお地蔵さま発祥の地として「矢田のお地蔵さん」と親しまれる同寺。毎年6〜7月のシーズンを迎えると青やピンク、紫色のアジサイ約60種約1万株が境内を彩り、にぎわいを見せていることでも有名だ。

しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の状況を受けて、参拝者の安全と健康を優先したため6月からの開園を断念。すでに花の剪定が進められている。

「理想の花の高さなどがあるのですが、調整をしたくてもいつもはできないので、良い機会だと思って植木屋さんと相談して剪定しました。花を切ってしまうのは残念でしたが、来年またきれいに咲いてくれるのを楽しみにしてください」とご住職の前川真澄さん。花が咲く前に剪定することで、花を咲かせる養分が枝や葉にまわり、より良く成長してくれるそう。

また、例年「アジサイ園」と同時開催していた本堂特別拝観および閻魔堂特別開扉も中止となっている。現時点では7月16日以降に開門予定。

「矢田寺」

住所:奈良県大和郡山市矢田町3506

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