大好きなレッサーパンダに笑顔の子ども、天王寺動物園が再開

2020.5.26 16:15

久しぶりに動物園を楽しんだ脇さん親子。娘さんはシマウマ柄の双眼鏡にご満悦(5月26日・天王寺動物園)

(写真6枚)

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除され、「天王寺動物園」(大阪市天王寺区)が5月26日に営業を再開。待ちわびていた来園者たちは、マスクと手の消毒などをおこないながら、久しぶりの外出と動物たちの観覧を楽しんだ。

午前は快晴となったこの日、同園の入場ゲートには開園前から人が待機。オープンの9時半前には、職員たちによって切符売場や手すり、ベンチなど、園内で人が触るところすべての消毒作業がおこなわれ、予防対策を徹底したうえで迎え入れた。

開園すると親子連れを中心に、続々と入園。この閉園前にはほぼ毎週来ていたという脇稔恵さん親子は、「お散歩のとき、柵越しに職員さんが『やってるよー』と教えてくれて、すぐに来ました。ずっと家にいたので待ち望んでいました」と、うれしそうに話した。

また、園内でシマウマ柄の双眼鏡を買ってもらった娘さんは、「レッサーパンダが大好き!」とさっそく双眼鏡越しにレッサーパンダたちを観察。「寝てるー」と笑顔を見せた。

同園の牧慎一郎園長は、「来園者の方たちの声を聴くと、自粛が解除されたことを実感する。今後も、感染防止策を徹底して開園を継続させたい」と気持ちを新たに。夜行性動物舎、アイファー(爬虫類生態館)、ふれあい広場は、感染拡大が懸念されるため閉鎖を継続するが、「3施設もコロナの状況を見ながら開放させていきたい」と語った。

取材・文・写真/岡田由佳子

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