USJ再開時にも導入、大阪独自のコロナ追跡システム始まる

2020.5.28 06:45

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を象徴する地球儀(ユニバーサル・グローブ)

(写真6枚)

大阪府は、独自に開発した「大阪コロナ追跡システム」の運用を5月29日から開始すると発表。吉村洋文知事が27日の定例会見で、「コロナ陽性者の感染経路をより早く追跡できる。USJも入り口や園内各飲食店での導入が決定している」と明かした。

このシステムは、各施設に提示した専用QRコードで利用者を把握。いつ、どこで、誰が、どの施設を利用したかを管理でき、コロナ陽性者が発生した際には迅速に連絡を取り、隔離・治療につなげるこというものだ。

QRコード経由で登録するときの個人情報はメールアドレスのみ。感染が判明した場合は、同じ日、同じ施設にいた登録者に注意喚起のメールが送られ、クラスターが発生した場合は「新型コロナ受診相談センター」への相談を促すメールが一斉送信されるという。

導入にあたっては、「今後、第2波、第3波と感染が発生する可能性があるため、すぐに抑え込めるようにしたい」と吉村知事。

大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)とも連携できていると話し、「営業再開の場合は、システム導入を実施すると受けている。パーク全体はもちろん、個別の飲食店にも実施いただく。不特定多数の人が利用する施設にはできるだけ多く導入していただきたい」と語った。

緊急事態宣言解除の折に大阪府下の事業者には協力要請がかかっており、府の公式サイトから所在地やメールアドレスなどの入力で独自のQRコードを作成。

紙面には、「大阪コロナ追跡システムご協力のお願い」として施設の利用者にシステムの登録を促す文章が書かれており、印刷すればそのまま提示できるようになっているとのこと。

取材・文・写真/岡田由佳子

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