京都の人気ブランド、伝統織物による夏向けマスク

2020.6.14 16:15

滋賀県高島市で織られた生地を、京都の染工場で染めた国産マスク

(写真4枚)

京都の人気テキスタイルブランド「SOU・SOU」(本社:京都市下京区)が、国産素材「高島縮(ちぢみ)」を使った夏向けマスクの予約をスタートした。

日本の四季や風情をポップに表現したオリジナルテキスタイルを製作する同ブランド。コロナ禍のマスク不足を解決すべく、伊勢木綿生地の洗える立体マスクを4月中旬から公式サイトで予約販売したところ、その愛らしさがSNSで話題に。現時点で、通算15万枚を売り上げている。

夏に向けた新作は、200年の歴史をもつ日本の伝統織物「高島縮(たかしまちぢみ」を使った布製マスク。滋賀県高島市で生産される高島縮は、江戸時代から肌着用の生地として重宝。布面の凹凸が肌との密着を防ぎ、吸汗性や放湿性に優れているため、「体感温度はマイナス度」といわれる生地で、サラッとしたつけ心地となっている。

また、マスクのデザインも涼やかな色合いで展開し、SNSでは「柄がどれもかわいい!」「夏らしくて浴衣にも合いそう」という声が上がっている。「マスク人気の勢いはまだまだ止まりそうになく、これをきっかけにSOU・SOUを知ってくださったお客さまの注文が重なっている状況です。府外からの観光客がほとんどいらっしゃらなくなった状況で大変ありがたいです」と広報担当者は話す。

高島縮テキスタイルマスクは各528円。現在は公式オンラインサイトのみで予約販売中(6月12日〜7月上旬の予約で8月上旬発送予定)。また、8月下旬頃から店頭でも販売予定。

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