9太郎「こじれてる」と分析、個性派グループ・CUBERS

2020.6.24 20:15

CUBERS(左から末吉9太郎、優、TAKA、春斗、綾介)

(写真1枚)

──ハハハ(笑)。あと『全然今しかない』には、「いたるところ聖地にしちゃおう」というフレーズもあります。CUBERSにとって聖地といえば、2年間、毎週木曜日に定期ライブをおこなっていた東京「JOL原宿」になるのかなと思います。

TAKA「そうですね、すごく充実していました。JOLの定期ライブの日がすごく好きでした。週一の楽しみという感覚。僕らにとっては学校みたいだった」

──でも2年間、毎週って大変ですよね。「この日は足が重いな」というときはなかったですか。

綾介「JOLに行くには竹下通りを突っ切っていかなきゃいけないんですね。僕のような地方出身者にとって竹下通りって憧れの場所なんです。そういう場所が自分にとってホームになったのは嬉しかった。チラシ配りとかもやっていたし、愛着があります」

末吉「だけどあの頃と同じことを今もう一度やれと言われたら、僕は無理かもしれない。お客さんもすごく少なかったし、MCもうまくまわせない。僕的にはJOL時代は苦しんだ時期だった」

──そうなんですね。

末吉「実力もまだまだだったから仕方ないんですけど、最初は景色が変わらないことへの不安がありました。これが一生続くんじゃないかという怖さがあった。マネージャーさんにも『どうしたら良いんだろう』って相談していました」

TAKA「でも2年間、同じ場所でやっていたからこそ、自分たちの成長をちゃんと実感できた気もする」

優「JOLで毎週定期ライブをやらせていただて、並行して少しずつ大きなステージに立てるようにもなって、そういう部分で成長を感じられたよね。大きい会場でライブをするときは、ポジションも違ってくるし、パフォーマンスのやり方も変えなきゃいけない。そんななかで毎週木曜にJOLに戻ってきたとき、『ここが僕らの原点なんだ』と初心を思い出すことができましたね」

──早くライブができる日常に戻ってほしいですね。そしてもうひとつのリードトラック的『Yeah!僕らは変わらない』に、社会の理不尽や不条理。世間の噂。真実が負けそうになるとき。そういったワードが出てきますよね。これからもっと大きくなると、誤解を受けたり、イメージだけで判断されることも出てくるんじゃないかと思いますが、「自分たちは変わらない」とブレない気持ちをあらわした内容です。

優「たしかにイメージだけで何かを言われることはありますよね。たとえばTAKAなんかは、写真だけのイメージで怖い人に思われたりするよね」

TAKA「うん、話しかけづらいタイプに見えるみたいで。ただ、見た目だけで判断するのは良くないですよね」

──TAKAさんは「顔面国宝」というキャッチコピーもありますけど。

TAKA「見た目だけの情報ってすごく大事ですね!(笑)」

──ハハハ(笑)。

優「僕の場合は、何か発言すると意味深に捉えられることが多い。好意的なイメージなんですけど。『優は考えていることが違う』と、まわりが勝手に考察みたいなものを始めたりして。『そうか、あれは実はこう繋がっているってことなんですね!』とか言われて、僕も『あ、やっと気づいた?』と答えちゃうから、『さすが』ってなるんです。そういうラッキーパンチがたくさんありますね」

春斗「僕はそういうイメージとのギャップは持たれることが少ないかなあ。ギャップがなさすぎて逆に困っています」

末吉「そういえば春斗くんのファンの方が、個別握手会で僕のところにもよく来るんです。それで、僕が『どうしたの?』と尋ねると、『春斗くんと話していても話が噛み合わないんです』と相談されます。春斗くん、ファンのみなさんが困っています」

春斗「いろいろごめん(笑)」

綾介「僕も春斗くんと同じく、イメージと実際の差はそんなにないと思います。ただ、友だちからはよく『グループのときはしっかりしているね』と言われます。友だちといるときは、どちらかと言うとフワフワしています。でも、CUBERSで活動しているときは気持ちが変わるんです。ライブでもMCを任されることが多いし、引っ張っていこうという意識が強いですね」

──今回のアルバムでは、そういったCUBERSのいろんな面を見ることができるので、良い意味でイメージがガラッと変わりそうですね。

TAKA「僕らの違った魅力をこのアルバムで感じ取ってほしいですね!」

CUBERS メジャー1stアルバム『MAJOR OF CUBERS』

020年6月24日(水)発売
【CD+2DVD+PHOTOBOOK】6000円+税
【CD only】3000円+税

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