話題の「お野菜ドライブスルー」安いの?新鮮?買ってみた

2020.6.23 07:15

トランクに入れてくださいと言えば、トランクを開けて積んでくれます。これからの季節は保冷ボックスがあると安心

(写真7枚)

車から降りることなく野菜が購入できるドライブスルー方式の販売が、ほぼ人と接触することなく買えるため、いま注目されています。

兵庫県や大阪府の学校給食用の野菜を納品している卸売会社「丸安青果」(兵庫県西宮市)のドライブスルー販売に行ってきました。

まず公式サイトに用意されたリンクからLINEの「お友達登録」をします。LINEのタイムラインやフェイスブックで、その週に注文できる商品を確認して、LINEで注文すると受け取り用の番号を知らせてくれるというシステム。とてもシンプルですね。

今回は、ハーフ野菜セット(1500円)と定番フルーツBセット(1000円)、とうもろこしセット(1000円)をあらかじめ注文しておきました。

この看板がなかったら、受け取り場所がわからないかもしれません(提供:丸安青果)

さぁ、土曜日に受け取りです。卸売会社ですからもちろん店舗はなく、野菜の受け取りは西宮浜にある物流センターに面した路上です。到着すると先に2台の車が受け取りの最中でした。自分の番になったら、歩道側の窓を開けて、マスクをした担当者に受付番号を伝えます。

すると冷蔵保存されていた商品をビニール袋に入れて持ってきてくれ、後部座席やトランクに積み込んでくれます。あとは、お釣りがないように用意した現金を渡して完了。ほぼ、人との接触はありませんでした。

ハーフ野菜セット1500円が、ほぼ人との接触なしで買えました!

家に帰って商品を広げてみると、ハーフ野菜セットには追加でレタスや春菊も入っていて量がたっぷり、さらに葉も生き生きしていて新鮮です。

筆者は、夕食のメニューを決めて買い物に行くタイプではないので、用意された野菜セットでも問題ありません。お肉や魚を中心に買い足せば、3人家族の我が家なら1週間近く過ごせるくらいの量ですから、スーパーでの人との接触も減らせそうです。

丸安青果の代表取締役社長・森宗也さんに話を聞くと「20日の土曜だけで250人の予約がありました。野菜セット以外のお米、パン、卵なども好評です」とのこと。

「現在社会問題にもなっている、フードロス、宅配業者のドライバー不足を解消できる販売方法も思いつきましたので、今後はSNSを駆使し、新たな小売り事業を確立していきたいと考えています」と意気込みを話してくれました。

取材・写真/太田浩子

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