全国大会中止も中高67競技で大阪大会開催へ、府が支援予算

2020.7.2 06:45

会見でのフリップより「全国大会中止に伴う大阪大会の開催支援」(7月1日・大阪府庁)

(写真3枚)

大阪府は7月1日、「大阪府庁」でおこなわれた知事定例会見で2020年度の第7号補正予算案を発表。このなかで、新型コロナウイルスの影響で中止となった2020年度のインターハイなど、中学校・高等学校の全国大会の代わりになる『大阪大会』の開催を支援する感染防止対策費を予算計上したと発表した。

会見で吉村洋文知事は、「積み上げてきたものを発表できる舞台を支援したい。感染症対策をしながら、最後の発表の場を作っていく。せめてこの大阪だけでも地元大会を支えたい」と明言。

生徒がこれまでに築き上げた成果をあきらめることなく最大限に発揮できるよう、府では『大阪大会』の開催を支援する方向で新たな予算を計上することになった。

支援の対象は大阪高等学校体育連盟(高体連)、大阪府高等学校野球連盟(高野連)、大阪中学校体育連盟(中体連)が主催する67の競技。

支援内容は、手指消毒剤や非接触体温計などの備品提供のほか、密回避のための大会期間の延長や通常より広い会場などを確保するための会場使用料など。大会ごとの実施時期や会場などは各競技専門部から今後発表されるという。

担当者によると、「位置づけとしては、全国大会の予選大会というイメージ」と説明。「各競技専門部や顧問の方たちが、生徒たちの活躍の場を望まれていました。担当課としても、今までの練習の成果を思いっきり発揮してほしい」と、支援策に対する思いを明かした。

取材・文・写真/岡田由佳子

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