大阪府営の公園プール、感染防止策を徹底し今夏もオープン

2020.7.8 19:45

左上から時計回りに「服部緑地」「久宝寺緑地」「住之江公園」「浜寺公園」

(写真11枚)

大阪府が7月8日の知事定例会見で、府営公園プールを7月23日から順次オープンすると発表。新型コロナウイルス感染症の感染リスクが高い更衣室のスペースを約1.7倍から2倍程度までに拡充するなど、感染防止対策を徹底した上でのオープンになるという。

コロナの影響を受け、開園未定や今年度の営業見送りも目立つ府内の屋外プール。それに加え、府内4カ所の海水浴場(貝塚市・二色の浜、泉南市・りんくう南浜、阪南市・箱作、岬町・淡輪)の営業も中止となっている。

このことから利用者が集中することを想定し、コロナの感染拡大防止を徹底しながらオープンできるよう準備を進めてきたという府営公園プール。

各プールでは検温やアルコール消毒、更衣室混雑時の入場制限、大阪コロナ追跡システムの導入などがおこなわれる。

吉村洋文知事は、「専門家からは、『屋外プールでの感染拡大の可能性は低いが、注意しなければならないのが更衣室』と意見があった。感染対策を徹底してオープンし、府民のみなさんに楽しんでいただきたい」と説明。

「健康維持という面でも、外に出て体を動かすということは大切。みなさんにはご協力をお願いしたい」と語った。

今夏オープンする府営公園プールは、「服部緑地」(豊中市/7月23日〜8月30日)、久宝寺緑地(八尾市/7月23日〜8月31日)、浜寺公園(堺市・高石市/8月1日〜30日)、住之江公園(大阪市住之江区/7月23日〜8月26日)の4カ所。感染防止のため、短時間での利用や平日・午後の利用などの協力を勧めている。

取材・文・写真/岡田由佳子

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