京都水族館クラゲエリア、変態完了! 個性もまるわかりの工夫

2020.7.16 16:15

16日にオープンする「京都水族館」の新エリア『クラゲワンダー』

(写真15枚)

「京都水族館」(京都市下京区)に16日、西日本最多数のクラゲが展示される新エリア『クラゲワンダー』がオープン。20種以上5000匹のクラゲが展示される新エリアでは、大きさや形、色など見た目が異なるだけでなく、拍動の仕方もそれぞれ違うため、クラゲそれぞれの個性がわかる工夫が随所に施されている。

■ 繊細なミズクラゲに癒やされる、ドーム型水槽「グルリ」

約1500匹のミズクラゲが漂う360度のパノラマ水槽。アーチをくぐるとまるでクラゲの棲む海の世界へ足を踏み入れたような感覚に。青と白をベースとした色鮮やかな照明演出で、ミズクラゲの透き通った繊細な生体をじっくり観察できる。もちろん写真映えは抜群。

360度ミズクラゲに囲まれるドーム状水槽の「グルリ」

クラゲの成長過程を観察、一生に寄り添える

新エリア入り口にあるのは、生まれてからのクラゲの一生を見ることができるコーナー。1日目、6〜10日目、約1カ月・・・と成長していく過程が水槽別で追いかけられるので、「この前来たとき小さかったクラゲがこんなに大きくなって!」と、再来場の際に親のような気持ちになれるという高度な楽しみ方も。

右から順に、1日目、2〜5日目、6〜10日目・・・と成長過程が見られる「プロローグ」展示

■ クラゲのために作られた「U字型の水槽」で水流を感じる

約10年前に関ジャニ∞の丸山隆平が番組で披露した歌のなかで登場し、その中毒性からいまだに定期的に話題となる「U字の水槽」。これは遊泳能力の弱いクラゲが、水流に乗りやすいように作られたもので、同エリアにも多数展示。水流の強さやタイミングも種類によって異なるという。

クラゲが水流に乗って暮らやすいU字型の水槽

飼育スタッフの調査・研究が丸見え「京都クラゲ研究部」

これまでバックヤードでおこなっていたクラゲの繁殖や研究などの飼育スタッフの作業を公開。随時質問もできるので、会話を楽しみながらクラゲへの理解を深めることができる。スタッフならではの着眼点もあり、解説版には書かれていない発見があるかも。

飼育スタッフの研究・調査作業を見つつ、質問などもできる「京都クラゲ研究部」

■ 飼育スタッフの愛が爆発! クラゲワンダー大図鑑

日々クラゲと向き合い続ける飼育スタッフが、クラゲの個性や特徴を分析。「お嬢様扱いがすごい」タコクラゲ、「無限に増えるのでちょっと困る」コモチカギノテクラゲ、「ご飯を食べる姿がおやつを独り占めする子どものような」オワンクラゲなど、親しみやすく解説されている。

飼育スタッフによる「マル秘メモ」が読み応えバツグンな「クラゲワンダー大図鑑」

自分に似たクラゲがわかる?!「クラゲ別キャラ診断」

質問に答えていくと自分と同じタイプのクラゲがわかるという世界初(!?)のキャラ診断。自分の性格にそっくりなクラゲのことは、今後忘れることはないはず。「ギャップ系小悪魔アイドル」「癒やし系ピュアエンジェル」「草食系頭脳派イケメン」などキャッチコピーも秀逸。

「クラゲ別キャラ診断」は今後、京都水族館公式LINEアカウントでも体験できるようになるそう

話題になった「変態予告」、完了記念で原画を展示

「クラゲワンダー」のリニューアルオープンを通じて同館の変わりゆくさまを伝えるため、今年5月に大阪市営地下鉄梅田駅などに突如「変態予告」というイラスト文字の広告を展開し、SNSで話題に。今回「変態が完了した」として、原画が公開されている。

騒然とさせた「変態予告」の原画を展示。細かなディテールもじっくり見ることができる

そのほか、クラゲのプルプル感をイメージしたゼリーをトッピングしたドリンク「プルプルクラゲソーダ」(650円)や、飼育スタッフが描いたクラゲのリアルなイラストが印刷された「プリントせんべいクラゲ」(702円)など限定メニューやグッズも登場し、クラゲ愛にあふれまくった内容となっている。

営業時間は10時〜18時(土日祝など日により異なる)。

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