京都の文化を発信する「図書館」、芝生で読書の楽しみも

2020.7.21 06:45

ブックディレクター「BACH」の幅允孝氏が選書を監修

(写真7枚)

京都・木屋町の高瀬川沿いに建つ元立誠小学校を保全・再生した複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」(京都市中京区)に、「立誠図書館」が7月21日開館する。

「地域のまなびや」として、人と本、人と人をつなぐ図書館を目指し、一般社団法人「文まち」が運営する同図書館。2018年から2020年2月まで仮設として開館しており、今回をもって本オープンとなる。

図書の選書は、ブックディレクター『BACH』の幅允孝氏が引き続き監修。地域の人の意見をもとに、立誠という場所ならではの魅力的な5つのカテゴリーで約3000冊を選書。食べる本棚や、京都歩きの本棚、立誠小学校DNAの本棚などでは、今をときめく料理店のビジュアルブックや、専門的なエッセイなど、人気なものからひとクセある書籍までがラインアップ。

また、本館のほかに、「立誠ガーデン ヒューリック京都」の東西南北の4つの角に「かどっこ図書館」と呼ばれる小さな部屋を配置。敷地のそれぞれの角の部屋が1つのカテゴリーに特化したミニ図書館となっているのも特色だ。

その場で読書を楽しめるほか、立誠図書館の読書会員(年会費1000円)などの会員制度を利用すれば、図書3冊を2週間を借りたり、図書館前の人工芝の「立誠ひろば」に本を持ち出して読むことも可能。その際、レジャーシートや本を入れて持ち運べるバスケットなどを貸し出してもらえる。

また、同じ施設内にある「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」の宿泊者も滞在中利用可。本を通して京都の魅力に出合え、京都各所へアクセスしやすい立地なので、本を読んで気になった場所に訪れるなんて楽しみ方もオススメだ。開館時間は11時〜17時。本の貸出は8月1日から開始予定。

取材・文・写真/天野準子

「立誠図書館」

2020年7月21日(火)オープン
住所:京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2 立誠ガーデン ヒューリック京都
時間:11:00~17:00(複写サービスは16:00まで)
※月曜休・年末年始休
電話:075-585-5561

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