京都・木屋町の元小学校に、人気コーヒー店がカムバック

2020.7.20 16:45

オールドキリムのラグやアンティークのシャンデリアが飾られ、小さいながらもこだわりが詰まった店内

(写真3枚)

元立誠小学校の職員室で営業していたコーヒー店「TRAVELING COFFEE(トラベリング コーヒー)」が、7月21日に「立誠ガーデン ヒューリック京都」の開業を機に、再び元の地で営業をスタートさせる。

2015年に営業をスタートした同店は、2018年に新施設開業に向け耐震・建て替え工事が始まってからは旧校庭に建てられた仮設店舗の図書館内で営業。今年3月からは京都・七条「るてん商店街」で期間限定営業をおこなうなど、店名通り、旅するコーヒー店となっていた。

「店名をつけた時はこんなに旅するとは思っていなかったんですが。やっとホームに戻ってきました(笑)」と、ディレクターの牧野広志さん。牧野さんは、日々、京都のコーヒー店をパトロールし、京都のコーヒー業界では知らない人はいない存在だ。

「京都は昔からコーヒー文化のある街です。深煎りが主流だった街に、近年ではサードウェーブと呼ばれる浅煎りが入ってきたり、コーヒーにも流行があります。今は、フルーティな紅茶のような味わいのコーヒーを飲んでほしい。掛け合わせたハイブリッド種もオススメです」と、コーヒーの最新事情にも精通する牧野さんが、京都のロースターから選りすぐりの豆を仕入れ、ハンドドリップで提供する。

新店舗ではカウンターのみのスタンドスタイルで、以前のようなイートインスペースはなくなったものの、「おかえり、待ってたよ」と声をかけるご近所の人々の姿も。現在も、街のコミュニティスペースのような存在を引き続き担っていきそうだ。

アイスコーヒー(500円)などは、隣の「立誠図書館」に持ち込めるほか、店舗前の人工芝の広場で座って飲むこともでき、コーヒー片手にゆっくりとした時間を過ごせる。営業は11時~17時。

取材・文・写真/天野準子

「TRAVELING COFFEE」

2020年7月21日(火)オープン
住所:京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2 立誠ガーデン ヒューリック京都
営業:11:00~17:00

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