『鬼滅の刃』撮影スポット多数の奈良、盛り上がるコスプレ

2020.7.26 21:15

主人公・炭治郎が兄弟子(錆兎/さびと)との勝負で、師から言われた巨石を切るシーンを再現(提供:柳生観光協会)

(写真10枚)

観光協会は、万全の体制でコスプレイヤーを受け入れ

コスプレイヤー発信で注目を集めはじめた奈良県の観光スポットだが、両観光協会とも「コスプレイヤーに好意的で協力的」という点が共通する。黒田さん(柳生観光協会)は、「今までの観光客は、歴史好きな高齢層が多かったが、注目されたおかげで、コスプレのため家族連れや友人同士で来てくれるなど年齢層が広がりました。季節を変えて何度も撮影に来てくれ、リピーターになってくれるんです」と話す。

また銀さんも、「葛城市内の當麻寺中之坊には、めずらしいイノシシの飾り瓦があるので、嘴平伊之助(はしびらいのすけ/主人公の同期の剣士で猪の被り物を着用)コスで撮影できますよ。今後は、時代劇の撮影にも使われた五條新町(五條市)や朝ドラ撮影に使われた今井町(橿原市)、鉄道の町・王寺町のSLなど、『鬼滅の刃』コスプレ撮影向きの場所をもっと探していきたい」とファンとして、県内の撮影スポットを開拓していくという。

お目当ての写真が撮れるように事前に許可を取って、マナーを守り、奈良県で『鬼滅の刃』の世界観にどっぷり浸る・・・新しい奈良の楽しみ方が広がりそうだ。

取材・写真/いずみゆか

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