塚口の映画館でバーチャル花火大会、ド迫力の音響を体感

2020.8.10 19:45

上映作品『花火サラウンド フルハイビジョンで愉しむ日本屈指の花火大会』(制作:シンフォレスト)©2011 Synforest Inc. All Rights Reserved.

(写真4枚)

体験型観賞などで映画ファンを魅了する「塚口サンサン劇場」(兵庫県尼崎市)。8月22日・23日に、花火大会の映像を鑑賞する『花火サラウンド 塚口流で愉しむ日本屈指の花火大会』が、2日間限定で開催される。

コロナ禍で全国の花火大会が中止になるなか、上映会を企画した映画営業部の戸村文彦さんは、「花火大会のない夏は寂しいので、少しでも明るい話題を映画館から発信できればと思いました」と話す。

内容は、日本3大花火大会をはじめ、芸術性や人気の高い5大会を加えた計8大会の見どころを集めた作品で、同劇場による音響調整を施した特別音響で上映する。

戸村さんは「現地にいるような迫力と臨場感を体感していただけると思います。お客様にはぜひ浴衣を着て、いつもの花火大会に行く感覚でお越しいただければ」と、今夏ならではの思い出作りを呼びかける。

赤い絨毯の通路がまったく見えない、マサラ上映後の劇場の様子(2018年撮影・塚口サンサン劇場)

これまでも、客席全体での「体験型」が好評の同劇場。紙吹雪をまいたりしてインド映画を楽しむマサラ上映、飲食を控えて繊細な音に集中する静寂上映ほか、2019年8月と12月にはクラブ風に舞台のターンテーブルで映画音楽を流すDJイベントが大盛況となった。

今回の発表にSNSでは、「さすが我らが塚口サン。ひと味もふた味も違うぜ」「相変わらず斜め上を行く発想」「こういうところ、ほんと好き。あの音響で花火の音聞いたらすごいお腹に響くだろうなあ」と、歓喜の声が続出している。

上映は2日間限定で、オンライン販売は各日前日の午前0時から(窓口販売は各日前日の劇場オープン時より開始)。上映時間、料金は後日公式サイトで発表される。

定員は78席(感染予防対策により1席空けて販売)。上映作品は『花火サラウンド フルハイビジョンで愉しむ日本屈指の花火大会』(制作:シンフォレスト)となる。

取材・文/塩屋薫

『花火サラウンド 塚口流で愉しむ日本屈指の花火大会』

期間:2020年8月22日(土)・23日(日)
会場:塚口サンサン劇場(尼崎市南塚口町2-1-1-103 )
電話:06-6429-3581

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