吉野家のまかないが新メニューに・・・「裏牛丼」って何!?

2020.9.11 17:45

社長考案の「おしんこ月見つゆぬき牛丼」519円(税別)

(写真4枚)

牛丼チェーンの「吉野家」(本社:東京都中央区)より、新メニューの「裏牛丼」全4種類が9月8日から発売された。

今回新メニューとして登場した全4種類は、トッピングや卓上の調味料、つゆの加減などを自在に組み合わせたユニークなものばかり。

吉野家の現社長が考案した「おしんこ月見つゆぬき牛丼」(519円・税別)は、お新香と卵の黄身をのせ、 さらに七味をたっぷり振りかけるという斬新さ。温かい牛丼とひんやりしたお新香の温度差や食感の違いがポイント。

以下、ユニークな3種をご紹介。

酸味が効いた「肉だく胡麻ドレ牛丼」519円(税別)

「肉だく胡麻ドレ牛丼」(519円・税別)は、並盛に「肉だく」を追加し、胡麻ドレッシングをプラス。牛肉とドレッシングをよく混ぜて食べるのがおすすめだ。ドレッシングの酸味や甘みが味に奥行きを加える。

アボカドとチーズをのせた「アボチー牛丼」598円(税別)

「アボチー牛丼」(598円・税別)はアボカドとチーズをトッピング。チーズをよく溶かしたい場合は牛肉の下に移動させるといいそうだ。

ヘルシーな「ネバとろ牛丼」598円(税別)

「ネバとろ牛丼」(598円・税別)は、納豆、オクラ、とろろ、玉子を合わせたヘルシー寄りな一品。ネバネバ食材でスタミナを補給したい時に最適。

あるようでなかった組み合わせに、牛丼のポテンシャルの高さを実感させられる。同社の広報担当は「吉野家の牛丼をよく召し上がる方も、そうでない方も、『裏牛丼』をきっかけに、新しい牛丼の美味しさを発見していただけたら」と話す。一部を除く全国の店舗で10月4日・20時まで販売される。

これらのメニューは、2020年7月、全店舗の従業員約2万人を対象に「まかないの牛丼を食べるとき、備え付けの生姜や七味以外で好きなトッピングは何か」をリサーチして考案された。3149人が回答した結果を参考に、牛丼を食べつくしている従業員ならではの「裏の楽しみ方」を「表(客)」にも提供することになったという。ちなみに、好きなトッピングのランキングは第1位「ねぎ玉子」、第2位「チーズ」、第3位「半熟玉子」だった。

また、食べ方のこだわりへの回答も「牛丼のプロ」らしさにあふれていた。「玉ねぎを最初に一切れ食べ、たれの染み具合を見る。それから普通に食す」(50代男性)、「トッピングなしで食べて味を確認! 残り半分くらいをトッピングして食べる」(40代女性)、「牛肉を半分ほど食べて味を確かめる。ご飯を少し食べて味を確かめる。牛肉を全部食べ終えたら、半熟卵を入れて混ぜて食べる」(10代男性)などと、まかないとはいえ最初に味の確認をするのが基本になっているようだ。

※牛小鉢、玉子、お新香、納豆は別鉢で提供
※9月30日までは、テイクアウトの玉子を半熟玉子で提供 (+10円/税)

文/早見真実

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