4カ月間停止していた衣類の収集、大阪市が10月から再開

2020.9.11 13:15

行き場もなく、山積みとなった衣類

(写真2枚)

ゴミ分別を徹底しているものの、物流制限を理由に「衣類」のみはゴミ回収を一時停止していた大阪市。9月10日の市長定例会見で、これらの収集を10月1日から再開することを発表した。

これまで、回収した中古衣類を東南アジアに輸出することでリユースし、一部財源に当てていた大阪市。しかし今年3月以降は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため物流が制限されたことでリユース自体が難しくなり、5月27日から収集が停止されていた。

6月からは移動制限も緩和され、4月から5月の衣替えシーズンに大量に溜まった中古衣類のリユースを再開。その後、流通状況も良くなり、10月1日から回収再開できる見込みが立ったという。

この衣類収集の停止期間は約4か月となり、ほとんどの家庭内でいらない衣類を保管。このことに対し、「各家庭においてはこの間に衣替えもあったでしょうから、いろいろご不便をおかけしたと思います。本当にご協力に感謝をいたします」と松井市長。

また、「少しずつ流通が回復しているが、なんせ長期間止めてきた。1回に収集できる量には限界があるので、これから衣替えで断捨離して一挙に(衣類が)出てくるとさばききれないこともある。今後、定期的に衣類の搬出を受け付けるので、多い方は少し余裕を持って分けて処理をしていただきたい」と協力を呼び掛けた。

取材・文・写真/岡田由佳子

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