京都と奈良のホテルで採用、ファイテンウォーターってなに?

2020.10.6 06:15

館内すべての水にファイテンウォーターを採用したのは世界初。ファイテンウォーターを満たした、客室のバスタブ

(写真4枚)

10月1日に同時オープンした「H.I.S.ホテルホールディングス」(東京都港区)運営の『変なホテル 奈良』(奈良県奈良市)と『ウォーターマークホテル京都』(京都市下京区)。

両ホテル館内すべての水に、プレミアム水『ファイテンウォーター』が採用された。『ファイテンウォーター』とは、「ファイテン株式会社」(京都市中京区)が開発した水で、スポーツ選手に愛飲者が多く、通常2リットルのペットボトルを1本480円で販売するプレミアム水。

同社の石浦康雄さんは、ファイテンウォーターについて「水和性が高く、何に対しても馴染みやすいのが特徴です。そのため、お肌にも馴染みやすく、飲んで頂くと胃腸にもやさしい。ミネラルは基本的に一切入っていないので、ミネラルウォーターとは違うカテゴリーの水。リラックス効果もあります」と説明する。

スポーツボディケア用品やナノテクノロジーの技術を扱う同社。独自開発した金属をナノレベルで水中に分散させる技術を両ホテルが導入したことで、全客室のシャワー、蛇口、温水洗浄便座などから『ファイテンウォーター』が流れ出る仕組みに。プレミアムな水が使いたい放題で利用できるというわけだ。

また、客室内のテレビモニターでは、ファイテンウォーターを使ったフェイスマッサージやボディケア、水を飲んでデトックスする3つのメソッドを閲覧でき、観光などで歩き疲れた体を癒やすことも。

今後について、石浦さんは「まだまだ日本が出遅れているスポーツツーリズムやメディカルツーリズムの意識をH.I.S.ホテルホールディングスのホテルと一緒に高めていけたら」と展望を語り、「時間の許す限り、ファイテンウォーターのホテルライフを楽しんで頂けたらうれしい」と期待を込めた。

取材・写真/いずみゆか

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