全国がザワついた…島田珠代に訊く「パンティーテックス」の真相

2020.10.22 20:15

吉本新喜劇に入って30周年を迎えた島田珠代

(写真7枚)

「好きな人がいるんです。私は彼のいけすで泳ぐブリ」

──そういえば7月23日のツイートに「ただ愛されたい、珠代です」という言葉がありましたね。

私は恋愛体質。ずっと恋愛をしていないとダメなタイプ。実は今、恋人がいるんです。もう50歳だし結婚とかはあまり考えてはいないのですが、良きパートナー。3年くらいお付き合いをしています。私にとって誇りのような存在です。賢くて度量も大きい。私は、彼のいけすに飼われているブリなんです。

──ブリですか(笑)。

はい、ブリですね。そのいけすはいつも清潔で空気も良く、えら呼吸も順調にさせてもらえる。好きな人のいけすでいきいきと泳いでいます。彼は私にとって泳ぎ方を教えてくれた人・・・。ちょっと待って。私、インタビューで何を言ってるんやろ(笑)。

だけど彼のおかげで、これからは何事もブレることなく生きていけるんじゃないかなって。舞台に出るときも、好きな人が後ろで見ていると想定してそこに立っています。

──千鳥の大悟さんは「珠代さんの芸はちゃんと下品」と評していいました。下ネタもどんどんやりますよね。恋人がいたら、下品なネタをやることに躊躇はありませんか。

そこに迷いはないです。こういうネタでお金をもらっていますし、この芸風をやめたら私じゃなくなる。それに私は、白目を剥けば剥くほどモテると思っているんです。どれだけ変わったことができるかどうかで輝きが変わる。モテたいから白目をやっています。

「ボインボインボイーンボイーン」を披露する島田珠代

「吉本新喜劇は私にとってお守りのようなもの」

──新喜劇では、男性出演者の股間を指で「チーン」と弾くネタもありますね。小さいときから下ネタで笑わせてきたとか?

私生活では、大人になるまでむしろ奥手でした。男性とちゃんと食事に行くようになったのも26歳くらいの頃。当時、デートに誘われて食事でピラフを頼んだんですけど、緊張で手が震えて、ご飯が全部スプーンからこぼれ落ちたことがあったな・・・(笑)。

だけど男性とあまり接点を持たず生きていたから、若かったけど遠慮なく下ネタができたのかも。男性とお付き合いをするようになって、「ちゃんとチーンできるかな」と心配もしたけど、問題なくできました。下ネタは大事な商売道具ですね。

──ハハハ(笑)。珠代さんは吉本新喜劇に入って30周年を迎えられましたが、これだけ場数を踏んでいたら、どんな仕事がきても動じることはないんじゃないですか。

吉本新喜劇は私にとってお守りのようなもの。新喜劇にいたら、どんな場所でも絶対に笑わせないといけないという意識が植え付けられる。今のマドンナの子たちも、見た目がどれだけかわいくても「隙さえあれば絶対に笑わせてやる」という気持ちが強いはず。

だから外の舞台に呼ばれて、笑いを求められていないときでも、我慢できずについつい笑わせようとしちゃう。笑わせられないとストレスがたまります(笑)。

楽屋にある小物をすべて使いながらさまざまなポースをとる島田珠代

──今後、「パンティーテックス」や「おばちゃんダンス」で全国的なブレイクが期待されますね。現在ではトラックメイカーが珠代さんの声をサンプリングして曲を作ったり、ダンス動画がどんどんアップされたりしていますし、SNSを中心にさまざまなコラボ動画が発信されそうです。

そうなると本当にうれしいです。そしていつか星野源さんとコラボをしたいです。「パンティーテックス」「ボインボインボイーン」などをアレンジして歌ってほしい。自分のネタで星野源さんと共演することが1番の夢です。

島田珠代が出演する「なんばグランド花月」での10月の吉本新喜劇は22日〜26日。現在、平日の本公演をチケットよしもとWEBで購入すると、よしもとIDのポイントが最大25%還元されるキャンペーンが開催中(10月30日まで)。

『相席食堂』はアマゾンプライムで配信されている。テレビ放送の『よしもと新喜劇』(MBS)は毎週土曜昼12時54分から。

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