国内クルーズ船の受け入れ、大阪港で10カ月ぶりに再開

2020.11.5 21:15

定例会見でのフリップより「大阪港へのクルーズ客船の受入を再開!」(11月5日・大阪市役所)

(写真5枚)

大阪市が11月5日、大阪港での日本籍・国内クルーズ船の受け入れを11月20日から再開することを発表した。

新型コロナウイルス感染症の影響により、大阪港では1月18日から乗客を乗せたクルーズ客船の受け入れを中止。港湾局は再開に当たって、クルーズ船のコロナ対策の協議を大阪府と市と一緒におこなっていた。

今回、感染症対策を適正におこないながら、日本国籍の国内クルーズ船の入港を再開。同時に国土交通省でも11月2日から海上運送法施行規則を改正し、クルーズ船の事業者に対して「衛生管理規程の届出」を義務付けることも発表された。

具体的には、ガイドラインに基づいて入船前の検温、マスク、消毒など感染症対策が徹底されるといったもの。

また、クラスターが発生した場合は府と市が連携し、陽性者の把握や動線の確保など迅速に対応していくことになる。

この日、定例会見をおこなった松井一郎市長は、「感染していないか確認してから乗船する。そこにコロナがなければ楽しめる」と説明。

さらに、「GoToTravelを通じて、旅を楽しみたいという声も増えている。経済を動かすなかで旅行のひとつとして、プラスになる」と語った。

クルーズ船の入港は日本クルーズ客船の「ぱしふぃっくびいなす」を皮切りに、12月は商船三井客船の「にっぽん丸」を含め6便が予定。

また、天保山客船ターミナルも現在リニューアル整備中で、2024年にはクルーズ船受け入れを強化していく予定という。

なお港湾局によると、「海外からのクルーズ船の受け入れに関しては、現在のところまったくの未定」とのこと。

取材・文・写真/岡田由佳子

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