久本雅美が新春から京都へ「老いらくの恋ほどイチャイチャ」

2020.11.16 07:15

「京都で新年を迎えるのは身が引きしまります」と久本雅美(11月14日・大阪市内)

(写真2枚)

劇団「WAHAHA本舗」の久本雅美が、松竹新喜劇の新春公演にゲスト出演。2本立て公演のうちの1本『鴨八ネギ次郎』で、なんと「老いらくの恋」を演じるという久本が11月14日、大阪市内で会見をおこなった。

11月末から始まる連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)のヒロイン・千代のモデル・浪花千栄子が在籍していたことで、あらためて脚光を浴びている松竹新喜劇。

浪速の喜劇王こと故藤山寛美さんが在籍し、笑いと涙、大阪のぬくもりをテーマに、現代劇から時代劇までの人情喜劇を上演してきた大阪を代表する喜劇劇団のひとつだ。

大阪出身の久本は2014年に初めてゲスト出演し、今回はちょうど10回目。大阪を代表する老舗劇団の舞台は、「親戚のおばちゃんに『やっとなじんできたなあ』と言われるようになりました」と明かす。

また、「最初はビビってたけど、ストーリーや役を壊さずにふくらませることは、なんぼでもOKなので、今は自分が面白いと思うことを、思い切ってぶつけさせていただいてます」とも。

「最初は『大丈夫か?』という声もあったみたいなんですけど、(渋谷)天外兄さんが『(ゲストに)呼んだ以上、久本さんがいる面白さがないとアカン』と言い切ってくださったそうで、その責任を果たしていかないと、と思ってます」と真摯に語った。

役者として、「苦手かも? と思う役の方が、挑戦しがいがある」という久本。今回は、漫才コンビのネギ次郎(藤山扇治郎)・鴨八(泉しずか)の、お互いの母親(久本)と父親(曾我廼家文童)が恋に落ちるという、恋愛要素の強い役に挑む。

「60代ぐらいの役ですけど、老いらくの恋ほど、イチャイチャ感を出した方が面白くなると思うので、思い切りラブラブしたろうと思います。趣味は恋愛ドラマを観ることなので、今まで吸収されたものがにじみ出るかもしれないです。(相手役の)文童兄さんに不時着します!」と、恋愛韓流ドラマ『愛の不時着』にかけた意気込みを語った。

『初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演』は、1月1日~7日に「南座」(京都市東山区)で開催。昼公演は渋谷天外主演の『二階の奥さん』、夜公演は『鴨八ネギ次郎』を上演し、どちらも終演後に渋谷、藤山、久本による新春ご挨拶あり。チケットは1等6000円、2等3000円、3等2000円で、12月8日から発売。

取材・文・写真/吉永美和子

『初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演』

日程:2021年1月1日(祝・金)~7日(木)
会場:南座
料金:1等席6000円、2等席3000円、3等席2000円
電話:0570-000-489

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