デスクで愛媛県産みかんを、無料配布に大阪のOLら喜ぶ

2020.11.16 13:15

「愛媛県大阪事務所」の職員からみかんを受け取る人々(16日・大阪市内)

(写真5枚)

大阪・肥後橋にある「愛媛県大阪事務所」(大阪市西区)前で16日、同県産みかんの無料配布がおこなわれ、昼休憩でたまたま通りかかったOLらは思わぬプレゼントに喜んだ。

柑橘生産量日本一の同県。今年は8〜9月がみかんにとって最適な気候だったこともあり、JA全農えひめの宮岡聡さんは「平年以上に精度も高く良い出来」と自信。しかし今年はコロナの影響で試食などのイベントができず、「もっと愛媛県産みかんをたくさんの方に食べていただきたい」と、今回の配布イベントが企画されたという。

配られたのは、旬を迎えた温州みかん8個。事前告知は大々的にされておらず、前を通りかかった人々は「え? 無料なの?」と戸惑いながらも受け取り、思った以上の重量感に「やった〜」と笑顔になった。

配られた温州みかん(除菌ティッシュ付き)

11時30分から開始されたが、用意された約150セットが10分ほどで完配。近くで働く20代の女性は、「今、配ってるらしいと噂を聞いて急いで来ました。なかなか自分では買わないのでうれしい」と喜んだ。

ビタミンCやカリウム、ポリフェノールなど栄養成分が豊富に含まれるみかん。日本みかん農協は近年、くだものの摂取量が少ない傾向にある20〜40代のビジネスマンに「働く合間にみかんを食べてもらおう」という『デスクdeみかん』運動を展開しており、今回、オフィス街での配布で強くアピールしていた。

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