まるで電車の車両に宿泊、京都に京阪電車コラボルーム

2020.11.23 07:45

「京都タワーホテル」に登場した京阪電車8000系特急車両をテーマにしたコラボルーム

(写真7枚)

「京阪電車」(本社:大阪市中央区)と「京都タワーホテル」(京都市下京区)がコラボ。「京都タワーホテル」に京阪電車8000系特急車両をテーマにした部屋を作り上げたのだ。

この泊鉄にはたまらないコラボルームは、京阪グループ110周年の記念事業の一環として作られたもので、その名も「京阪電車トレインルーム8011号」。

京阪特急として人気の高い8000系の特徴を部屋に凝縮し、扉を開けると鴨東線開通&誕生30周年記念ヘッドマークや方向幕など車両部品がずらり。これは泊鉄だけじゃなく、乗り鉄、撮り鉄にもたまらない。

8000系の車体色を再現したベッドスローや駅名標パネル、車両写真パネルなど部屋中に電車素材が充満。記念撮影用のイラストパネルもあり、京阪電車の資料室とも言える部屋だ。

さらに吊手にぶら下がってカーテンを開けると京都駅。この電車づくめのロケーションが、鉄道ファンにはうれしいところだ。

ホテルのフロントでも京阪電車の書籍やDVD、プラレールの無料貸出をおこなっており、鉄道ファンの心をしっかり掴んでくれる。

実際に泊まった人からは、「吊革や補助席といった本物の車両部品が部屋のなかにある」というリアリティーが好評のようで、「8011号という部屋番号も面白い」という声も上がっている。

ホテルのスタッフによると、「開始直後から沢山のご予約をいただいております。2月頃まではほぼ満室ですが、3月以降の日程も順次予約受付を開始するので、春の京都とあわせて楽しんでもらえたら」と話す。

宿泊は各日限定1室で2名1室9000円~(1名あたり)。競争率は高くなるが、新しい鉄道の聖地のためにぜひ頑張りたいところだ。

取材・文・写真/谷知之

「京阪電車トレインルーム8011号」

日程:2020年11月10日(火)~2021年11月9日(火)
住所:京都市下京区東塩小路町721-1 京都タワーホテル
室数:各日限定1室 ツインルーム(1~3名利用可)
料金:9000円~/2名1室/1名あたり(税・サ込み、宿泊税別途)
展示部品:鴨東線開通&8000系誕生30周年記念ヘッドマーク(2019年使用)/側面行先字幕(2006年製作)/側面種別字幕(2008年製作)/8000系吊手/8000系補助いす(使用済み)/京阪線レール(使用済み)/京阪線バラスト(使用済み)
室内装飾:京阪電車七条駅名標パネル/京阪電車車両写真パネル/「京阪で行く、京都観光」案内パネル/8000系車体色のベッドスロー/8000系車両イラストパネル

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