「鬼滅の刃」女子中高生からも高い支持、流行モノ部門で1位

2020.12.1 20:15

鬼に殺された家族の仇を討つため戦う主人公・竈門炭治郎 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

(写真4枚)

元・女子高生社長で知られる椎木里佳を中心に、女子中高生向けのマーケティング支援などを手がける「AMF」(本社:東京都港区)が30日、『2020年のJC・JK流行語大賞』を発表。モノ部門で『鬼滅の刃』が1位に選ばれた。

同社の調査によると、自粛期間中にアニメを一気に観た女子中高生が多く、自粛明けで学校に行くとクラス中が『鬼滅の刃』の話で盛り上がっていたという。また、家族でも盛り上がることのできるコンテンツのため、同作を通して親子の会話が増えたという意見も多く集まった。

同大賞のコトバ部門でも、主人公・竈門炭治郎が身体能力を上げるためにおこなっていた呼吸法「全集中の呼吸」が2位にランクイン。試験前や試合前に「全集中の呼吸!」と自分に言い聞かせるなど、アニメの枠を超えて日常生活でも広まっているという。

9月から販売が始まったフルーツサンド。大ぶりのフルーツをサンドし、断面も迫力満点。現在は水曜のみ数量限定販売。イチジクやマンゴーなど、10〜15種類。みかん480円~
フルーツデザート専門店「ダイワ 京都本店」。大ぶりのフルーツをサンドし、断面も迫力満点

2位はフルーツサンド。コロナ禍でカフェになかなか行けないなか、手作りのスイーツやドリンクで工夫し、自宅でカフェ気分を楽しむ「おうちカフェ」の相棒として、多くの女子中高生が家で作って楽しんだとか。また、フルーツサンド専門店も増加傾向にあり、自宅だけではなくカフェも充実することによって更なるブームに期待がかかる。

普通のマスクよりカラーバリエーションがあり、ファッションに合わせて使えることから熱い支持を集めた「PITTA MASK」が3位に。マスクの素材も「化粧が落ちにくい」「肌荒れしにくい」「通気性がいい」として、悩める女子中高生の味方のアイテムとなった。

4位は、スマートフォンのホーム画面をかわいくカスタマイズできる「ホーム画面アレンジ」、5位は「帽子なのに盛れる」「小顔効果がある」と人気を集めたファッションアイテム「バケハ(バケットハット)」が選ばれた。

「ヒト」部門では、オーディション番組『Nizi Project』から誕生したガールズグループ・NiziUが1位、『鬼滅の刃』の主題歌『紅蓮花』が女子中高生からカラオケで必ず歌う曲だと支持を得た歌手・LiSAが3位に。

同社はこの結果を受け、「今年の流行を振りかえると、女子中高生たちは『NiziU』『鬼滅の刃』『LiSA』など、家族みんなで楽しめる、世代を選ばないコンテンツに非常に熱狂していた1年であったといえます」とコメントしている。

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