世界初の試み!?オンラインで開催されるアートフェア

2020.12.8 06:15

「UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE」ポスター

(写真7枚)

「ASIA is ONE」を合言葉に2015年から毎年開催されてきたアートフェア『UNKNOWN ASIA(アンノウン アジア)』が、今年はコロナ禍により会場をオンラインへと移行。アジア各国とイギリス、ポーランドから135組が出展し、12月12日・13日におこなわれる(入場無料)。

アジアの最先端が集まるアートフェアとして熱く支持されている同イベント。2019年は日本、韓国、タイ、インドネシア、マレーシア、台湾、中国、マカオ、香港など10カ国・地域から約300組が大阪に集った。

観覧に必要なのはインターネット環境とPCまたはスマートフォン。公式サイトにアクセスし、特設サイトへ。トップページには出展者のサムネイルが表示され、気になる画像をクリックすると個々のアーティスト専用ブースに入れる。作品をクリックすれば詳細が分かるし、迷ったらサイドメニューの「使い方」や「よくある質問」が助けてくれる。

また、チャット機能やWEB会話機能を使って出展者とのコミュニケーションも可能。自動翻訳機能もあるので、英語が苦手な人も安心だ(出展者との交流にはログインが必要。自動翻訳機能はPC版Google Chrome利用の場合のみ。閲覧は24時間可能だが、出展者の滞在は午前から夕方にかけて)。オンラインショッピングで作品を購入でき、来場者による「オーディエンス賞」投票も例年通り実施される。オンラインのアートフェアは世界的に見ても先駆的な試みだ。新たな時代のアート体験が、ここから始まる。

文/小吹隆文(美術ライター)

「UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE」

期間:2020年12月12日(土)・13日(日)24時間オープン(出展者の滞在は午前から夕方にかけて)
会場:UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE特設サイト
料金:アクセス無料

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