前向きオブザイヤー!「京都水族館」電車広告にウルッとくる

2020.12.12 14:15

『京都水族館オブザイヤー』。10日からは大阪メトロと京都市営地下鉄で車内広告が掲出されている

(写真5枚)

──新しいデジカメを購入した「買い替えオブザイヤー」や、オオサンショウウオたちを1番見分けられるようになった飼育スタッフ・鶴山さんへの「目利きオブザイヤー」などですね。

そうです。苦労した点は、どこまで共感いただけるかということをスタッフで議論を重ねながら、20部門を選定したことです。

──同じ水槽のクラゲをオワンクラゲが飲み込んだ「ショッキングオブザイヤー」とか(笑)。

それは衝撃だったのですが、飼育スタッフがまたひとつ成長した、ということで「おめでとう!」としました(笑)。

『クラゲワンダー』の360度ミズクラゲに囲まれるドーム状水槽「グルリ」

──イルカと瞑想を掛け合わせるという最先端のコンセプトで挑んだ『プログラム「海豚瞑想」』は、「先取りすぎオブザイヤー」を受賞。どういうことですか?

癒やしをテーマにしたプログラムで、「京都水族館」オリジナルのヒーリングミュージックが流れるなか、ハンドウイルカが優雅に泳ぐ姿、イルカとトレーナーがコミュニケーションを取る様子などをご覧いただき、リラックスする時間を提供していました。

しかしジャンプなどを交えた通常のパフォーマンスと違い、先進的すぎたためか、あまり話題にならず・・・。ある意味最先端のプログラムを開催できたということをお祝いしました。

──なんだか元気が出てきました。

今年だけは、何が何でも超ハッピーにお祝いして終わりたいと思ったんです。粛々じゃなくて、祝!祝!と締めくくるぞ!と。だから、一生懸命生き抜いたすべてのいきものたち、スタッフたち、お客さまにも「おめでとう」という気持ちを込めました。

──広告を掲出して、反響はありましたか。

SNSでは、「スタッフの熱い思いに元気もらいました」「心に響く広告でした」「京都水族館に行きたくなりました」などの温かいコメントをいただいております。これからも前向きにみなさまにいきものの魅力を発信していきたいです。

15種のクラゲをモチーフに、ガラスのランプシェードで空間演出

現在「京都水族館」では、天井をガラス工芸職人が手掛けたクラゲの形をしたランプシェードで彩る「くらげのあかりたち」や、期間限定のイルカパフォーマンスなど、いきものや大切な人と過ごす特別な時間を提供する冬のイベント『ふゆ恋すいぞくかん』を開催中。期間は2021年2月28日まで。

「京都水族館」

住所:京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
営業:10:00~17:00 ※季節により異なる(最終入館は閉館の1時間前)
料金:入場料=大人2200円、高校生1700円、中小生1100円、3歳以上700円
電話:075-354-3130

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