堺の新名物? 斬新すぎる「風呂桶入り」のハンバーガー店

2020.12.15 12:15

思わず口ずさんでしまう「ババンババンバーガー」(800円)。100%牛肉パティ、レタス、トマト、オニオンスライス入り。やや甘めの特製BBQソースが特徴

(写真12枚)

思わず口ずさみたくなるハンバーガー店「BABANBA BAN BURGER(ババンババンバーガー)」(堺市堺区)。銭湯と温泉がコンセプトとあって、湯桶に入った斬新なルックスのバーガーが、SNSで話題に。10月のオープンから2カ月ながら、お客さんの数は右肩上がりとなっている。

場所は、堺の有志7人が運営するカフェ兼イベントスペース「71labo(ナナイチラボ)」で、そのメンバーであるバーテンダーのべーやんさんと、幼少時からの友人で料理人の西島大輔さんが企画。二人ともドリフ世代だったことから、ザ・ドリフターズの名曲『いい湯だな』をもじったこの店名を思いついたのだそう。

「コンセプトは後付ですが、居心地の良さやリラックスできる空間も、銭湯や温泉と共通するところがあって、風呂桶を器にすることもトントン拍子に決まりました」。その肝心な桶も堺メイドで、日本で唯一大桶を作っている藤井製桶所に依頼して実現。

「見た目だけと思われないように、素材から厳選して試作を重ねました。特に牛肉100%のパティは、部位の配合など肉らしい味わいと食感に仕上げています」と、料理担当の西島さん。ホテルでの勤務経験を生かして、ソースもすべて手作り。「ババンババンバーガー」のバンズには堺産の小麦を使用するなど、地元の食材を積極的に取り入れている。

メニューは、店名にもなっている「ババンババンバーガー」(800円)をはじめとする4種類で、すべてのバーガーがゆで卵とフライドポテト付き。一番人気は、竹炭を練り込んだ真っ黒なバンズがインパクト大の「竹炭×もち麦バーガー」(800円)。堺産のもち麦を合挽き肉にミックスした特性パティは、プチプチした食感が楽しく、食物繊維がたっぷりだ。

遠方からわざわざ訪れるお客さんが多く、人気のバーガーは昼過ぎには売り切れることも。予約ができないため、特に日曜は早めがベター。営業は日曜~水曜の10時~15時。阪堺電車「大和川駅」から徒歩約5分。

取材・文・写真/天見真里子

「BABANBA BAN BURGER」

2020年10月19日(月)オープン
住所:大阪府堺市堺区遠里小野町1-3-18 71labo内
営業:10:00~14:45LO 木~土休
電話:なし

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