天王寺動物園の新園長が来春就任、円山動物園の元・獣医師に

2020.12.17 17:35

「公募に参加して選ばれたらいいなと思っていた。今ここにいるのが私にとっては夢のような話」と言葉を詰まらせた「天王寺動物園」の新園長となる向井猛さん(12月17日・大阪市役所)

(写真3枚)

大阪市の定例会見が12月17日に実施され、地方独立行政法人として2021年4月に設立される「天王寺動物園」の理事長と園長の予定者を発表した。

理事長には、現在南海電気鉄道の特別顧問・山中諄さん。また、園長には獣医師であり以前「円山動物園」(北海道札幌市)に勤務していた向井猛さんの就任が予定されている。

22人の公募から園長に選定された向井さんは、18年間「円山動物園」で飼育職員として働いていた経験が。

「大学時代から動物園の園長になるのが夢だった。獣医だったので、『園長先生』と呼ばれることにずっと思いをはせており、今ここにいるのが私にとっては夢のような話」と言葉を詰まらせた。

また、「動物園界のリーダーシップをとられている老舗動物園で、飼育の技術も大変高い。優秀な職員の方たちとともに、訪れた子どもたちからいつでも歓声が上がるような運営をしたい。動物の生態や自然・環境教育について動物園が入り口になれば」と熱い思いを語った。

取材・文・写真/岡田由佳子

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