大阪府民に年末年始のステイホーム協力、1月11日まで要請

2020.12.26 06:45

『大阪府新型コロナウイルス対策本部会議』の様子(12月25日・大阪府庁)

(写真12枚)

新型コロナウイルスに関する大阪府の『対策本部会議』が、12月25日に実施。府民に年末年始のステイホーム、また、飲食店へ時短要請を2021年1月11日まで継続することが決定した。

大阪府では11月27日から一部の飲食店に時短要請をおこない、12月3日にはレッドステージに移行。

その後、感染者の数は高止まりするも大きな減少傾向を見せないことから、時短要請を16日から大阪市内全域に拡大するなどの取り組みをおこなって来た。

現在、新規陽性者は減少に向かうも、直近1週間(18日〜24日)の新規陽性者は1934人で1日平均276人。これまでの施策により一定の効果が表れているが、今だに夏のピークを上回る水準にある。

橋本正司危機管理監は、「病床のひっ迫も続いているため、現在の取り組みを1月11日まで継続。府民への呼びかけは、これまでの不要不急の外出自粛に加え、年末年始をふまえた呼びかけを」と提案した。

呼びかけ提案は、(1)年末年始は「ステイ ホーム」に努める、(2)忘年会・新年会・成人式後の懇親会への参加は控える、(3)帰省は控える、(4)カウントダウンなど主催者がいないイベントへの参加は控える、(5)初詣をする場合は密を避けて時期を分散する、の5つ。

これに対し吉村洋文知事は、「苦渋の判断だが、国でもGO TOを11日まで止める方針。これで設定したい」と提案に同意。

また、時短要請が継続される飲食店の協力金に関しても、「飲食店には厳しい継続になる。松井一郎市長から20万の上乗せと11日までの時短要請1日2万円、合計72万円の支援金としたい」と話し、議題が議決された。

取材・文・写真/岡田由佳子

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