フランス式のローストチキン専門店、神戸で現地気分を

2021.2.7 12:15

オーナーのフレッド・レシーさんとパートナーの伊藤剛さん

(写真11枚)

神戸・御影にローストチキンの専門店「Mon Petit Poulet(モンプティプレ)」(神戸市東灘区)がオープン。フランス気分で楽しめると、界わいのファミリー層に人気を集めている。

フランスでは「ロティスリー(英語ではロティサリー)」と呼ばれる、ロースト専門店が街中に充実。「パティスリーやブーランジェリーが日常生活になじんでいるように、神戸の街の一部になったらいいな」という思いで店スタートさせたのはフランス人のフレッド・レシーさんだ。

訪れるお客からは、「海外に暮らしていたときによく買って食べてた」「旅行行った時に食べたことがあって、日本にもできたらいいなって思ってた」という声も多いのだそう。

同店では、国内のホテルやフレンチレストランをはじめ、本場フランスやアメリカでも経験を持つキュイジニエ伊藤剛さんとタッグを組み、地元兵庫にこだわって、兵庫県産の鶏、赤穂の塩、神戸市西区の無農薬野菜などを使用。ローズマリー、タイム、ローリエ、ガーリックや塩などで下味を付けた丸鶏をフランスのトップメーカーのマシンで2時間かけてじっくり焼き上げていく。

「フランスの伝統的なスタイルにこだわったマシンで焼くことによって、柔らかく旨みたっぷり、鶏肉本来の味も引き出していきます」と伊藤さん。フランスの伝統的なジャガイモのピュレやソース、マスタードなども準備し、鶏肉の脂身で調理したローストポテトもイチオシだそう。

「日本ではローストチキンはクリスマスに食べるイメージですが、フランスでは日常に楽しむフードなんですよ」とフレッドさん。「日本人が家族でお鍋の後に雑炊をするように、フランス人は残ったローストチキンで、サラダやサンドイッチを作ったり、鶏ガラでスープを作ったりするんです。そんな食べ方の楽しみ方も含めて伝えて行きたい」と伊藤さんは話す。

ショップでは、1羽丸ごとのチキン(4380円)をはじめ、半羽(2480円)や手羽、モモなど部位のほか、バターライスチキン(ホワイトソースがけ)やチキンバゲットサンドなどをテイクアウトでき、店舗の2階でも楽しめるランチセット(1680円、以上税別)も。阪急御影駅から徒歩約7分。

取材・文・写真/いなだみほ

「Mon Petit Poulet」

2020年11月28日オープン
住所:神戸市東灘区御影郡家2-4-10
営業:11:00〜14:00、15:00〜19:00売り切れ次第終了 月・水曜休
電話:078-891-6987

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