男性のリモート映えはまずスキンケア、初心者は何からはじめれば?

2021.2.9 06:45

阪急メンズ大阪B1のメンズビューティーフロアにはフレグランス、スキンケア、ボディケアなど豊富なブランド・アイテムが充実。ほとんどの商品は阪急MEN’S ONLINE STOREでも購入できる

(写真6枚)

コロナ禍によりリモートワークやオンライン会議が定着し、モニター上で自分の顔と向き合う時間が急増した昨今。自分の「顔」をまじまじと見る機会が増えたことから、顔色の悪さや毛穴の開き、テカリなど、見た目を気にしてスキンケアやメイクに関心を持つ男性が増加しているそうだ。

まず、最初はどこから手をつければ良いのか? 関西随一のメンズビューティーフロアを展開する「阪急メンズ大阪」(大阪市北区)で、初心者向けの「スキンケア」について同フロアバイヤーの山路さんに教えてもらった。

「いきなりハードルの高いメイクを施さずとも、スキンケアを丁寧におこなうだけでも肌の見た目を整えることは十分可能です。もはや美容のための特別なことではなく、身だしなみの一環として考えてもらえれば」と、山路さん。

まず、当たり前の洗顔から変えてみる

なかでも真っ先に取り入れるべきなのが洗顔料だそう。「水やお湯だけでの洗顔では肌表面に汚れや皮脂が残りやすく、それが顔色を暗く見せる一因に。皮脂分泌が盛んな男性の肌向けに開発された洗顔料を使えば、うるおいは残しつつ不要な汚れをしっかり落とすことが大事です」。

保湿するときは、適量を手のひらに伸ばし、ゆっくりやさしくなじませるのがコツ。「力任せにこするのは厳禁! 塗り忘れのないよう丁寧になじませて」

また、洗顔後、何もつけないでいると乾燥が進んでシワっぽい肌になりやすいため、保湿アイテムで水分や油分を補うことも重要とのこと。多機能なものを選べば1品でスキンケアが完了するので、面倒くさがりな人でも続けられるはず。

「さっぱりとしたジェル状のものなら、皮脂分泌が盛んな肌質でも快適に使えます。保湿で注意すべきは塗り忘れ。額や鼻筋、耳周り、首もとは意外と乾燥しやすいうえに年齢も表れやすいので、忘れずになじませましょう」。

アイクリームは、米粒程度を指先に取り、両目の下に置いてから指の腹でスーッとなじませる。「目もとの印象次第で見た目年齢も変わるので、ぜひ毎日の習慣に」

目もとは、男女ともにやはり大事

毎日パソコンやスマホで目を酷使する人は目もとに疲れが表れやすく、印象が暗く見えてしまうことも。また、乾燥する季節や花粉の飛散量が多い春先などは無意識のうちに目もとを触ることが多く、赤みや腫れぼったさが表れやすくなるという。

「目もとの皮膚はとても薄くダメージを受けやすいので、専用アイテムでのケアがおすすめ。このひと手間を加えるだけで、目もとのすっきり感、明るさがぐんとアップします」。

男性は女性と肌質が違うからこそ!

男性の肌は皮脂量が多く水分量は少ない傾向があるほか、髭剃りによるダメージを受けがち。こうした男性特有の肌環境を考えて作られているのがメンズ専用スキンケアなのだそうだ。

左から、きめ細かな泡で余分な汚れをオフ。ボッチャン ジェントルクレンザー 125g・2090円、目もとにハリ感とうるおいを与えるクリーム。資生堂 メン トータルリバイタライザーアイ 15g・5500円、さっぱり軽い感触のジェル状保湿液。資生堂 メン トータルR ライトフリュイド80ml・7700円(すべて税込)

「女性向けのものや男女共用コスメを使うよりも、メンズ専用ブランドであれば『しっくりくる』と感じる人が多いです。美容と考えずに、まずは洗髪と同じぐらい軽い感覚でそろえてみては」と山路さん。

また、もし今後メイクに挑戦するとしても、事前にスキンケアをしていれば仕上がりや崩れにくさがアップするとのこと。そして、もしも達成感がほしい人や、数値フェチであれば、メンズ専用売り場でも肌測定をしているので「やはり改善されるのを実感するとやる気が出ると思います」とのこと。次は中級編にて、取り入れやすいメイク術を紹介。

取材・文/松下陽子 写真/沖本明

「阪急メンズ大阪 メンズビューティ売場」

住所:大阪市北区角田町7-10 B1
営業:11:00~20:00(土日祝は10:00〜) 不定休
電話:06-6361-1381(代表)

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