男性が美肌を追求するなら、試したいのは「ファンデ」

2021.2.13 21:15

頬にダイナミックに塗った後、指の腹またはブラシで均一になじませる。「初めてメイクするなら力加減が大事。力を入れず薄くつけるとムラづきしにくいですよ」

(写真4枚)

コロナ渦によるリモートワークの増加で、モニターに映る自分と向き合う時間が増えたこの1年。ひげ剃りや歯磨き以外でも自分の顔を見ることが増え、見た目や肌の手入れを気にするようになった男性も少なくないはず。

そこで今回、関西随一のメンズビューティーフロアを展開する「阪急メンズ大阪」(大阪市北区)でバイヤーの山路さんに、顔色を明るく、より好印象に見せるためのメイクについて教わった。

スキンケアや眉毛やリップのケアはすでにおこなっているという人に試してほしいのが、男性用のファンデーションだ。否定的な男性も多いかもしれないが、昨今は素材も技術も進化しているため、女性用も『いかにも塗っている』という厚塗りに仕上がることはむしろ稀。メイク感を出したくないというニーズが、基本にある男性用ファンデーションならなおさらだ。

進化する男性用のファンデーションは、今こそ試すべき

「なかには、初めて挑戦する方がおぼつかない手つきで塗っても、プロが施したような自然な仕上がりになるよう設計されているものも。肌にのせた後スポンジやブラシでなじませればなじみも崩れにくさもアップするので、ツールを活用するのもおすすめです」と、山路さん。

しみやくま、ニキビなどの肌トラブルを隠すコンシーラーも、ぜひ取り入れたいアイテムのひとつ。「気になる部分をピンポイントで隠せるので、1本持っておくと重宝します。素肌よりも1トーン暗い色を選べば塗ったことが目立ちにくく、仕上がりも自然」。

気になるポイントにはコンシーラー

上からの照明しかない部屋でWEBカメラに映ると目もとが暗く見えやすいので、コンシーラーで暗さを払拭しておくのも手だ。「CONSEAL(コンシール)」とは、隠す、ぼかすという意味を持ち、女性も気になる箇所に塗って使用するものだ。

くまや小鼻脇の赤み、ニキビをコンシーラーでカバー。少しずつ肌にのせ、境目をブラシでぼかすと自然な仕上がりに。「絵画を修繕するつもりで、そろりそろりと少しずつのせるのがコツ」

目のクマ、鼻脇の赤み、ニキビをに、少しずつ肌にのせ、境目をブラシでぼかすと自然な仕上がりに。明るく生き生きした表情を演出したいならぜひこのひと手間を加えるのがおすすめだ。

最後は、ちゃんと専用のメイク落としを忘れずに

ただし、コンシーラーやファンデーションの成分には油分が多く含まれるため、洗顔料だけでは落としきれない場合がほとんど。しかも、皮脂分泌の多い男性に向けて作られているものは崩れにくくするために密着力を高めていることが多いので、使った日は専用のクレンジングを使ってきちんと落とすことが大切だ。

すべてFIVEISM×THREE。左から、コバート ブラシ L 4,180円、気になる部分だけを自然に隠せるコンシーラー。コンシール バー 全7色5720円、ナチュラルかつ健康的な肌に見せるファンデーション。ネイキッドコンプレクション バー 全15色(SPF19・PA++)5720円、メイクや皮脂、汚れをひと拭きでオフ。パージ パフォーマンス ワイプス 30包入 3300円(以上税込)

「シートタイプのものなら洗顔シートと同じ感覚で使えるので、初心者の方にもおすすめです」。ちゃんと落とさなければ、いくら肌をきれいに見せたくても、肌そのものが弱ったり、荒れたりすることもあるのをお忘れなく。

左、スキンケア、眉メイク、リップクリーム、テカリ対策までを済ませた状態。右、目もとのくまが目立たなくなったほか、肌の色も明るくなり健康的な印象に。「メイクは女性がするものというイメージでしたが、今回の体験で身だしなみとしてメイクした方がいいかなと思いました。これをきっかけにメイクの勉強をしてみたいです」と、モデル役の男性スタッフ

こうしたベースメイクを施せば顔色がパッと明るくなり、画面越しの印象がアップ。しかも、環境によるもののWEBカメラに映る映像は比較的荒いため、メイクに気づかれにくいというメリットも。リモートワークの割合が高い今こそ絶好の機会ととらえ、メンズメイクに挑戦しやすいタイミングだ。

取材・文/松下陽子 写真/沖本明

「阪急メンズ大阪 メンズビューティ売場」

住所:大阪市北区角田町7-10 B1
営業:11:00~20:00(土日祝は10:00〜) 不定休
電話:06-6361-1381(代表)

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