紅ゆずるの祈願は普通の生活「エンタメは不要じゃない」

2021.2.1 20:15

『通天閣節分豆まき』に参加した紅ゆずる(2月1日・通天閣)

(写真6枚)

2019年に宝塚歌劇団を退団した紅ゆずるが2月1日、「通天閣」(大阪市中央区)でおこなわれた『通天閣節分豆まき』に出席。新型コロナウイルスで自粛ムードとなっているエンタテインメントへの真摯な思いを語った。

4月におこなわれる舞台で、退団後初めて舞台で主演を務める紅。大阪市出身ということもあり、「昔は自分の家のベランダから見えたので、通天閣を見ながら育ちました。その歴史ある行事に参加させていただけるとは・・・。とても光栄に思っています」と、感慨深げに話した。

そんななか、地上94.5mにある屋外特別展望台からの豆まきでは、「普通の生活が戻ってくること」を祈願したと紅。

「自粛することなく、枠に閉じ込められることもなく、いろんなことが表現できたり、みんなと楽しく過ごせる日常がコロナによって制限されてしまって・・・。普通の生活がとても尊いということを、みなさん身にしみてわかったと思うので、それが早く日常になればいいなと願いました」と明かした。

その「日常」のなかでも、紅のホームグラウンドである「舞台」は、かなり自粛を迫られたジャンルだが、「エンタテインメントは、人に欠かせない。『不要不急の外出が』とか言われますけど、エンタテインメントは全然不要じゃないと思います」とキッパリ。

さらに続けて、「エンタテインメントは本当に人の心を潤すものですし、次の日の活力になるものだから、やはり自粛してはならないものだと思うんです。それが早く、自由に表現できる環境になればと思います」と、大きな祈りを込めながら語った。

紅が主演の舞台『アンタッチャブル・ビューティー~浪花探偵狂騒曲~』は、大阪の商店街を舞台に探偵志望の謎の女性が活躍するハートフル・コメディ。紅のほかに内場勝則、三田村邦彦などが出演する。

上演は4月16日~26日に「大阪松竹座」(大阪市中央区)にて。チケットは1等席12000円、2等席7000円、3等席4000円で、3月4日にチケットが発売される。

取材・文・写真/吉永美和子

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