今更聞けない・・・『Clubhouse』って何なん?

2021.2.3 21:15

音声に特化した新たなSNSサービス『Clubhouse』

(写真4枚)

■SNSでやたら見かける謎のスクリーンショット

SNSなどにベージュのスクリーンショットがやたらとアップされている・・・招待は『Clubhouse』
SNSなどにベージュのスクリーンショットがやたらとアップされている・・・正体は『Clubhouse』

最近、SNSなどにベージュのスクリーンショットがやたらとアップされているのはご存じですか?どの投稿も「招待されました!」「ご縁があって始めました!」などの言葉を添えるだけで、詳細はわからない「?」状態。朝のテレビ情報番組でも取り上げられ、みんなが一斉に始めた謎のサービス・・・その正体は、音声SNS『Clubhouse(クラブハウス)』でした。

■『Clubhouse』ってなに?

ベージュの画面が印象的な『Clubhouse』は、音声に特化した新たなSNSサービス。2020年3月にアメリカでリリースされ、2021年1月頃から日本でも急速に広まりました。

コミュニケーション方法は音声のみで、文字によるメッセージ(チャット)や画像(スタンプ)を送る機能は今のところ実装されていないようです。ツイッターなどでは、「文字ではわからない感情を伝えられそう」「顔を出さなくていいので参加しやすい」などの声が挙がっています。

■で、何ができるアプリなん?

「room」内で音声を使ったコミュニケーションで交流できる
「room」内で音声を使ったコミュニケーションで交流できる

『Clubhouse』では、「room」内で音声を使ったコミュニケーションで交流することができます。参加する方法は、自分で「room」を作る、もしくは既存の「room」に入室する、の2つです。

各部屋では「roomタイトル」に基づいたトークが、「話す側(speaker)」と「聴く側(Audience)」に分かれて繰り広げられます。始めは聴く側として参加し、会話に参加したくなったら挙手ボタンをタップして部屋主に許可をもらい、話す側になることもできます。

たとえば、「朝から晩までClubhouse! 初心者編」と題された部屋には、アプリを始めたばかりの人たちが集い、「操作の仕方がわからないです・・・」「フォロワーを増やしたいです」といった疑問を解決しあう場面も芸能人やインフルエンサーが話している部屋に入室し、ラジオ感覚で聴く側として滞在している人もいます。

■使ってみたい!

残念ながら、『Clubhouse』は完全招待制です。利用しているユーザーから招待を受ける以外の参加方法は、今のところないといわれています。また、利用はiPhoneユーザーのみといった制約もいくつかあるようです。

現在の招待枠は1ユーザーにつき2人まで・・・とされていますが、「room」の利用頻度により招待枠が増えるといった噂も。まだまだ謎の多い『Clubhouse』ですが、もう少し待てば簡単に利用できるようになるかもしれません。

■ほかのSNSとは違う、新たな『Clubhouse』に期待

ツイッターやインスタグラムに続く主力SNSになるといわれている『Clubhouse』
ツイッターやインスタグラムに続く主力SNSになるといわれている『Clubhouse』

コロナ禍で人と繋がることが難しいなか、インターネットを通じてのコミュニケーションが需要を生み、いわゆる「ライブ配信アプリ」が勢いを見せています。

また、アメリカでは、約1億4000万人がインターネット上で配信されている音声ファイル「Podcast」を聴取したことがあるなど、動画でもラジオでもないコンテンツがどんどん主流化してきています。

こうした多くのサービスが「配信者」の動画または音声を「観客」として視聴するなか、世界で主流となりつつある音声サービスを、配信者のコンテンツに観客が参加できるという新たな形で生み出した『Clubhouse』は斬新なサービスだといえるでしょう。

一部では、ツイッターやインスタグラムに続く主力SNSになるといわれている『Clubhouse』、これからの成長に期待が高まります。

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