棚橋弘至、終活から一念発起「100年に一人の逸材ナメんな」

2021.2.20 19:45

2月27日・28日に大阪で開催される『CASTLE ATTACK』でNEVER無差別級の防衛戦をおこなう棚橋弘至

(写真2枚)

格が違う。逸材ナメんなよって

──しかし2021年もコロナの影響で前途は厳しいものがありますよね。1月18日の「後楽園ホール」は、コロナ対策もありましたが観客数は396人でした。

はい。

──そのとき得意技のハイフライフローで勝った棚橋さんは、「この光景を絶対に覚えておきます。今日はどうしてもハイフライフローで決めたい理由があった。ハイフライフローを飛び続けてきた僕の記憶、それは新日本プロレスを盛り上げてきた記憶そのものだから」と話しましたね。

IWGPヘビー級の連続防衛記録中はハイフライフローで決めることが多かった。新日本プロレスが低迷から上がっていった時期と、棚橋がハイフライフローを飛び続けた時期が重なる人も多いはず。あのときのみんなの記憶をよみがえらせたかった。

──なるほど。

あと、連続防衛していた勢いのある棚橋を知らない新しいファンも増えてきた。そういう人たちにとっては棚橋がなぜエースと呼ばれているのか謎だと思うんです。「ロートル(年寄り)がなぜ前に出てきているんだ」ってことですよね。今は内藤、飯伏、あとロス・インゴ(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)の選手などを推すファンが多いから。でもそれって悔しくないですか?

──棚橋さんの活躍をずっと見てきた身としては、確かに。

もう一度、棚橋の恐ろしさを見せてやりたいんですよ。オカダ・カズチカは視野も広くなってきて、素晴らしい選手。飯伏もチャンピオンになった。内藤も人気がある。それでも彼らはね・・・。うーん、どうしようかな。エルマガなら言っちゃおうかな。

──何を言うんですか?

格が違うんですよ、俺とは。

──おおおっ!

確かにみんな良い選手です。でもね、棚橋とは格が違うんだよ。それをちゃんと証明したいんです、煽りではなく。そのためにはもう一度、IWGPのチャンピオンにならなきゃいけない。ファンの人も納得できるようなパフォーマンスを見せなきゃいけない。それが1番のモチベーションになっています。100年に一人の逸材ナメんなよって。プロレスで元気になってもらうため、もう一度、棚橋が新日本プロレスをよみがえらせます。

2月27日・28日、「大阪城ホール」(大阪市中央区)で『CASTLE ATTACK』が開催。棚橋は27日(第1試合)に小島聡、天山広吉、棚橋弘至 対 ジェフ・コブ、ウィル・オスプレイ、グレート−O−カーン、28日(第4試合)のNEVER無差別級でグレート−O−カーン相手に初の防衛戦をおこなう。チケットは各プレイガイドにて。

『CASTLE ATTACK』

日時:2021年2月27日(土)14:00開場、16:00開始、28日(日)12:00開場、14:00開始
会場:大阪城ホール(大阪市中央区大阪城3-1)

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