韓国気分も満喫、大阪で『愛の不時着』展が開幕

2021.3.5 17:19

ドラマ中盤から重要な役割を果たす、大韓民国と北朝鮮人民共和国を隔てる黄色の軍事境界線。展示ではこの境界線をポイントに、右側を北朝鮮、左側を韓国で分けて、両国の衣食住のシーンを比較しながら紹介している

(写真10枚)

韓国ドラマの新たなブームを巻き起こした大ヒット作『愛の不時着』の展示会が、3月5日から百貨店「大丸梅田店」(大阪市北区)で開幕。老若男女のファンが来場し、韓国気分を高める仕掛けも合わせて楽しんだ。

本作は、ソン・イェジン演じる韓国の財閥令嬢ユン・セリがパラグライダーの誤操作で北朝鮮へ不時着し、ヒョンビンが演じる同国の将校リ・ジョンヒョクと出会い、2人が結ばれるまでを描いた物語。両国の南北問題を背景に展開する、笑いあり感動あり、サスペンスありのドラマティックなストーリーだ。

最近では、主演の2人が私生活でもカップルになったことが注目を集め、さらなる話題を呼んでいる本作。同展は全国4都市を巡回予定で、すでに開催を終えた東京では、シーンを思い出して涙する人も少なくはなかったそうだ。

8つのゾーンで構成された会場では、作中の印象的な場面を再現したセットや、ドラマの名シーンや未公開カット約250点を含む、450点超えの写真や映像、実際に使われた小道具やピアノも展示。

なかでもリ・ジョンヒョク家のセットは再現度が高く、ドラマを振りかえりながら部屋の隅々まで見渡せるのもポイント。会場内には、頭文字で愛を表現した本のディスプレイといったファン心をくすぐるポイントが散りばめられていた。

イベント担当者が、「ドラマの世界を堪能いただき、百貨店内もあわせて楽しんで過ごしてもらえれば」と語るように、開催期間中は『FUN 韓 WEEKS』と題して、地下食品売場では韓国惣菜が増えたり、主人公が掲げたアロマキャンドルの販売もあるなど(1階・婦人用品)、韓国のアイテムが充実している。

チケットはローソンで販売中、土日は新型コロナウィルス感染予防のため時間指定が必要。会期は3月5日~28日、朝10時~夜8時(最終日は~夜7時半)。

取材・文・写真/中河桃子

『愛の不時着』展

期間:2021年3月5日(金)~28日(日)
会場:大丸梅田店13階 特設会場(大阪市北区梅田3−1-1)
料金:1800円

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